Archive for the ‘体の健康’ Category

肉の底力。

2019.11.25

消化の日でした。
そんな日が暦にあるのかは知りませんが、ぼくにとっての日曜日は、消化の日でした。
土曜の夜に、とってもおいしい焼肉をご馳走になって、調子に乗って、普段食べない量をパクパク食べたんですよね。
そんで朝起きたら、体中がだるいのなんのって。
肩は痛いし、お腹は張ってるし。
もちろん、焼肉には責任はないです。
朝起きても、体が重くて起き上がれず、しばらくの間、布団の中でごろごろしていました。
暫くすると、お腹が空いてくるのですが、下腹部に空きがないんです。
なので、朝ごはんは妻が淹れてくれたハーブティーだけです。
その後、色々やってから、お昼に蕎麦を食べたら、ちょっと気持ち悪くなってしまって、午後は読書と昼寝と英語の宿題を少し進めるだけでした。
 
こうやって考えていると、改めて「肉」の底力って、すげぇなと。
体というのは人ぞれぞれですが、ぼくの許容量を超えた肉を食べてしまったんでしょう。
この底力の塊を、ぼくの体が消化し、吸収するのには、丸一日必要だったわけです。
寿司や刺身を食べてもこんなことにはならないだろうし、鍋を食べてもならなかったでしょう。
やっぱり、肉ならではの出来事なんです。
一枚一枚の力は小さくても、数を重ねていって、腹の中で塊となった肉の底力。
ぼくの体と肉弾戦を繰り広げていたことでしょう。
胃や腸だけでなく、筋肉組織や関節に至るまで、数々の器官を総動員して消耗して、ようやく、肉の塊はぼくの体になったのです。
 
いや〜、昔の人たちもこうやって肉を喰ってたのかなぁ、としみじみしちゃいました。

機材負担と経営者。

2019.11.23

昨日の展示会。
展示品よりも、記録撮影をしているカメラマンの違いに興味をもった。
会場に点在しているカメラマン。
双肩にはC社、N社のフラッグシップの一眼にストロボを装着させて、それぞれ一台ずつの、合計二台持ち。
中には三脚までくっつけている人もいる。
これは日本の展示会では見慣れた光景だ。
一方で、欧州企業が集まっているブースのカメラマンの装備。
ミラーレスと思われる小ぶりなカメラに、手振れをしないためのジンバル(スタビライザー)と呼ばれる装置をつけて撮影している。
人混みを縫いながら、動画を撮影している。
ジンバルをつけていると、普通の歩き方と違う「ジンバル歩き」になるので、よくわかる。
どちらがカメラマンの負担を減らすかは明白だ。
だが、機材一式を変えるというのは、雇われカメラマンでは承認されない。
つまり、経営者の考え方の違いだ。
日本でも、高い従業員ランクに比べて、低い労働生産性が注目されるようになってきた。
それは、デービッド・アトキンソン氏が言うように、経営者のレベルの低さだ。
先日、「企業の目的とは利益を出すこと」と書いたが、それすらわかっていない格好つけの経営者が多いのも事実だ(私が会った中でだが)。
そういう経営者の下では、従業員が安い賃金と、長い労働時間と、パフォーマンスの低い機材によって我慢を強いられている。
「我慢するぐらいなら、さっさと辞めればいいじゃん」というのが、私の考えだが、どちらにせよ、変わらなければならない層が変わらない限り、日本は変わらない。
ちなみに、展示会の記録であれば、「最新のスマホにジンバルつければいいじゃん」というのが私の考え。

楽しむには、よく寝ておくこと。

2019.11.22

困ったなぁ、と思っています。
何に困ったなぁ、かというと、楽しさがなかったんですよね、今日。
仕事から始まり、漫画と、昼食と、展示会と…という具合に、今日のあれこれを通して、「あれ?楽しくなかったぞ」と。
 
閻魔帳のようにこれらの内容を書いたとしても、楽しくはならないのはわかっているので、そんなことはしませんが、ま、寝ていないのも手伝っているでしょう。
医者からは「よく睡眠をとるように」と言われていますが、はい、すいません、昨日は寝てないっす。
 
昨日のお昼までは、楽しく仕事をしていたのを覚えています。
ラフと呼ばれる下書きをやってて、「すげぇのが描けたぜ!」と興奮して、そのまま制作に入って、やっぱりよかったんですよね。
そこから、まぁ、別件が入って「う〜ん?」というね。
 
それで、漸く今日の気づきですが、「楽しむためには、睡眠が必要」。
夕飯は自炊で美味かったし、昨日の続きで、めちゃんこいい看板作ったりで、楽しいことは色々あったはずです。
でもね、楽しさの波に乗り切れてないんですよ。
「波? あぁ、はいはい」という感じなんです。
よくないですねー、これはよくないですよー。
今日はちゃんと寝て、明日は明日でちゃんとおいしいものを食べようと思います。
それに、温かいお風呂に浸かって、「はぁ〜」と深呼吸をしようと思います。
 
今日はいつもよりも短い内容ですが、これでご勘弁を(誰にやねん)。

おいしい料理と、クリエイティブ。

2019.11.19

最寄駅の近くに、ランチがとてもおいしいカフェバーがあります。
カフェ時間は閉まっているから、カフェバーと言っていいのかは疑問ですが、ジャズバーと言ったら夜営業しかやっていないようだし……。
そんな、「こうだ」と言うのが難しいお店なのですが、気難しいということはまったくなく、しかもご飯がめちゃくちゃおいしい。
ぼくはハンバーグか週替わりのランチを食べるのですが、ここのハンバーグは、おいしいです。
ま、いつも通り、「食べればわかるよ」と言うしかないんですが、完全に王道の洋食です。
これに、ライス、サラダ、デザート、そしてコーヒーがついてきます。
「おいしい」っていうのは、単体のおいしさもあるし、バランスのおいしさもあります。
その両方の次元がすこぶる高い。
値段云々よりも、このおいしさを知ったら、行っちゃいますよ。
 
ぼくはこのお店に入る度に、「惜しいことをした」と思うのです。
なぜなら、ぼくがこのお店に入ったのは、この街に引っ越してから一年半が経とうとしていた頃なのですから。
理由は、お店の看板が、まったくおいしそうじゃないこと。
なにがどうとかはここでは言う必要がありませんが、ここに来る度にデザインや写真、イラストレーションの力って、とても大事だと思うのです。
ご飯はおいしい、接客も素敵、雰囲気もおちつく。
なのに、いつも混んでいるわけではなく、時間によっては、お客がぼく一人ということもあります。
 
けれど、このお店が、その状況をどう考えているかは、まだわからないので、ぼくは何も言わないようにしています。
お店の人が、今のお店を最高だと思っていたら、ぼくが何かを言うのは野暮ってもんです。
本当に必要なら、協力するタイミングがやってくるはずです。
流れに身を任せるというのも、大事なことです。

先端が綺麗な人。

2019.10.30

昨日は木曜日からの出張のため、荷造りをしていました。
初めてのドイツで、日本よりも1ヶ月近く季節が進んでいるらしいので、まぁ、服が多い。
しかも、今回は授賞式のために行くから、スーツも持っていかなきゃいけない。
タキシードじゃなくてもいいみたいだから、それが唯一の救いか。
流石に、革の紐靴は持っていくのを諦め、普段履いているNAOTさんのディレクターを履きます。
今回はこの一足で、出張のすべてをこなそうと思います。
旅路での靴選びはとても重要ですが、やはりこのNAOTさんの靴は普段履きから、仕事履き、旅履きと、本当に色々活躍してくれます。
 
と、そんなことを書いていたら、NAOTさんから今回のような出張にうってつけの新作が出ているじゃないか。
内羽根式の紐靴で名前は「オーディエンス」。
以前からあったと思う外羽根式の革靴は「ウィズダム」。
「ディレクター」と「ウィズダム」と「オーディエンス」って、また憎い組み合わせです。
 
自分のことになってしまいますが、昔から靴にはうるさい方だった気がします。
子どもの頃も、自分で靴を選んでいました。
お金を払うのは親なんだから、生意気な子どもですね。
しかも、当時の普通のスーパーの子供靴売り場の中から選ぶんですから、たいして差はなかったでしょう。
それでも、「選ぶ」という経験を重ねることで、「靴を選ぶ」ということと「靴を気にする」ということの意識が、育ったんですよね。
靴の手入れをすることも、苦にならずにできるのも、靴に意識が向くからでしょう。
妻の靴も一緒に手入れをしたりするのも、その方が合理的だろうから。
 
髪が綺麗とか、爪が綺麗とかって、やっぱり、一緒にいる人が嬉しいですよね。
それと同じように、靴が綺麗というのもあるんですよね。
尖らせるのとは違って、靴や爪や髪などの、人間における先端が綺麗に整っていると、その人の生きる姿勢が整っているように見えるんですよね。
丁寧に生きているんだろうなぁって。
単純なんだけど、綺麗にするって、とても泥臭い積み重ねでもありますからね。
汚く生きるのは、とても簡単。
整っている人、好きだなぁ。