Archive for 2008.8

Color Photograph

2008.8.25

右手の怪我も手伝って『生命の形』を一時中断し、別の作品を創作している。そこで興味深いのが、「そろそろ『生命の形』に戻れるな」と思うと再び怪我をしてしまう。おかげて疲れやすい、右手のみが。けれども今、創作している作品はピンポイントへの感覚が鋭い。「Color Photograph」の分類になると思うが、おそらくまた自分の意図しないところでジャンルを超えるだろう、いいけどね。

止揚/使用/仕様

2008.8.2

個展が終ってからしばらく経って、昨年から気になっていた歯の治療のため歯医者に行き始めた。麻酔をされる度に眠くなるのは思い込みのせいだろうか。酔った時にしかタバコは吸わないのに、歯間の黒ずみを「ヤニですね」と言われる度に少々ショックを受けてしまう。けれども、今通っている歯医者は好きだ。理由は内緒。

昨日まで山形の方へ行っていた。親と親戚のやりとりをみていて「何とかなるべ」と思う性格は、こちら側の血筋なのだなとわかった。最終日の電車までの時間つぶしに「斎藤茂吉記念館」へ行ってみたのだが、一度階段を下りてから向かうラウンジが最高に良かった。人が来ず、自然物と人工物が共に存在できている空間は理想の空間だったのかもしれない。そこだけで一日は居れたかもしれない。

個展後、なるべく人と会わないようにしてしまったために制作もしていないように思われたりもしていた様なので、少し報告。会場に置かれていたファイルに制作中となっていた『止揚』が素材として使用されて『止揚と共生』と成り、他にも『生命の形』という作品も進めていた。展示はけっこうなりゆきに任せてしまうので、いつになることやら。しかし、この「なりゆき」というのは「生命らしさ」を語る上で重要な性格のようだ・・・半分、言い訳。

それと、次回の展示は「写真新世紀2008東京展」に決定。「ちょうどいい機会だからこんな仕様にしてしまおう」という展示にする予定。コンペの本来の主旨からは外れるが、まぁいいかということで。