Archive for 2007.10

カラダスキル

2007.10.27

多くの要素が鈍くなった日。

隣からのコツコツコツ・・・という音で目覚めると、ドリル(?)の音が響く。
今日は土曜日。
ここ数日、体は重くなるばかり。
雨はひどくなるばかり。ごはんもない。絵具もなくなる。
乾燥も未だしておらず。
水張り用の板もたらず、制作場も足らず。体重も早くに減り過ぎる。
ごはんの材料を買出しに行くと足だけずぶ濡れる。
料理をするが結局ビールで腹満たす。

そんな状態で制作する・・・(心身の)疲労の蓄積により、精神は鋭いままで体に無駄な力みがなくなる。
つまり、「抜く」という技術。武術ではよく知られているらしい。

この状態、もう少しいけば「裏返る」かもしれない。

シチューにカツオ出汁の素を加えると美味

2007.10.24

絵具乾燥中に映画を観た、ドキュメンタリー映画。
その中で、「生きてるうちにすべきことは何か?」というフレーズがでてきた。

電源のスウィッチなど気にかけていることはあるけれども、今、制作している作品のことでよく人から「エコだね」と言われる。
そのような立場から出発した作品ではないのだが、写真の業界では、「試しプリント」や「試し撮り」ということが繰り返し行われている。
「本番のために何枚も試しを重ねる」といえば聞こえは良いかもしれないが、私は常に疑問をもっていた。むしろ激怒といった方が正しい。
「なぜ1発で本番になるような気概を持たないのか?」と。
そして「試し」となった者たちはその役目が終わるとゴミ同然にゴミ箱に積もっていくのだ。

仮に「試し」や「失敗」が必要であるならば、彼らを活かすのも作者の役目であり、責任だ。

私のすべきことは、制作すること、生命と繋がることだ。

鈴虫JET

2007.10.23

ふとバンドで音楽を鳴らしたいと思った。
自分は鈴担当で「鈴虫JET」という名前。
鈴をカッコ良く鳴らし、酒を浴び、ケラケラ笑うそんな位置で、ぶかぶかの真っ白い全身タイツで真ん中に赤く「鈴虫JET!!」と書かれてる。
ライブ中に動きが激しくてタイツが脱げて、足にかかり、最前列のポールに頭を直撃してしまう毎日。

それでもカッコ良く鈴を鳴らせる。

と、シチューが出来たので、制作に戻ります。
きのことキャベツのシチュー。

情報と個体

2007.10.21

思ったよりも速く、本日の制作が終わる。
昨日は思ったよりも絵具の乾きが遅くて制作が中断されていたのだけれども。
そんな訳で明日送付する色々なものの準備ができるので助かった。

無彩色の感覚を強化していくと、彩色の感覚も強化され、それは再び無彩色の感覚を強化させる。

よくよく考えると当たり前のようだけれども、存外、人は忘れてしまう「一方向の裏返り」。

昨日、絵具の乾燥待ちの間にドキュメンタリー映画を観ていた。
ここ1年くらいはドキュメンタリーか、かなり阿呆な映画を観る。
ドキュメンタリーは「真実」を伝えていると思われがちだが、伝える側の私意は完全に排除されることはなく、そのままを鵜呑みしてしまうことが危険だ。
しかし、伝えられていることが在ることもまた事実(かもしれない)。

そのような環境下(情報を受けて)で、私たちは形成されてきた。
私たちは完全な独立したオリジナルの1個体ではないが、存在している。

愚直

2007.10.19

昨日は死んだように寝た。
今朝は背中と肩から上がバキバキに凝っていた。

昨日は筆を2本買った。
絵を描くのと近い体勢で筆を選んでいたら、よくよく考えるとヤンキー座りだった。

今日はその筆で毛を描いていた。
あまりにも体に馴染んだので、全ての筆を新調しようかと思う。
でも筆も生き物だから1本1本の馴染み方が若干異なる。

明日は新しい1枚に取り掛る。
愚直だが、毎日制作することが成長につながる。