Archive for 2012.5

昨日

2012.5.27

昨日のこと。
 
午前中に納品の日であり、洗濯の待ち時間に近所の寺の境内に座って惚けていた。納品の朝は緊張感とともに、どこか寂しい気がするのだ。呑み仲間や喧嘩仲間が遠くに行ってしまうような。けれども、朝の陽光と風を浴びていたら、「今日は納品日和だな」と思っていた。納品時の会話からも、いくつかのことに気付かされた、よく思うが僕は納品相手に恵まれている。
 
その後、友達のお店「Bremen Cafe」で昼飯+お酒で気持ちよくなりつつ、店先で焼き鳥屋を開業(?)、久し振りの友人や新たな友人達とともに平和な時間。今とともに未来が出来ていくこの時間って「地球をつくる」ってことだな、と思った。戦争が起きようはずがない時間。
 
帰宅するとポストに文化庁から手紙が届いていた。「文化庁」と大きく書かれた封筒は、少々苦笑。国や公的機関であればあるほど、洗練されたデザインやグラフィックであって欲しいのだが。
 
友達20人突破、facebookをいじっていると「運営者側の方が何百倍も面白いだろうな」と思う。facebookからメールを送る方法がよくわからない。

共生

2012.5.24

よく聞く言葉だが、「こらからの時代は○○が牽引するだろう」という発言の内容には優劣が発生している。その優劣は価値観の優劣というよりかは、勝ち負けと言った方がいいだろう。大抵の場合、今までのものが負けて、○○にくるものが勝ち組になるとして挙げられている。けれども、今までのものがあってこその、その考え方が生まれたのだし、そういってみたら、これから勝ち組になるものは、これから負け組になる先達が生んだものだ。
 
そのように考えていくと、掌返しのような言い方はどうなのかな? と訝しく思えてくるし、どっちも良い所を残していくことはできないのだろうか、と考えてしまう。良い所を観なくてもいい、存在を認めながら、こっちも生きているという「共生」はできないかなと、考える。アートとデザインの共生、写真とペイントの共生、男女の共生などなど。
 
僕は欲張りな性格なので、生活を助けたい人もいるし、そうしたことでやりくりできなくなってしまう人達もどうにかなって欲しいと思う。最近、自分がアーティスト、写真家として次のステージに入っているのに気付いていたのにもかかわらず、そのステージの実体が掴めずにいたのだが、どうやら「共生」ってことのようだ。4〜5年ほど前から「共生」という言葉を使っていたが、ようやく血となり肉となったのかもしれないな。違うかもしれないけれど。

予定です

2012.5.17

6月に一切の仕事を休むために、5月に色々なことを終らせたりと詰め込んでいるのだが、気がつけば「6月にこの書類を…」という思考になっている……6月、休む予定。予定です。

あ〜、おわったおわった

2012.5.13

色々なものが終ったような気がした。父と母が写っている1枚が終わり(「観」シリーズ)、憑き物が落ちたような感覚。そして、許せたような、特に自分を許せたような感覚だ。作品を制作していたらそのような感覚になったり、万物への感謝の気持ちが湧いてくるが、今日の完成は全ての感情と全てに対してと言った方が近い気がする。全てを引いて見ているような、この世というよりも「あっちの世」からの感覚のような。
 
普段なら納品時にするサインも、今日は完成と同時にしていた、オフホワイト系のインクで。名の「masaru」を「nasaru」としか読めないようなサインになってしまったのは、自分らしいというかなんというか。そう、和み、和の感覚だ。ゆっくりと和がつくられていくような感覚——そして、和になったんだ。
 
そういえば、昨日観た「つぐない」(監督:ジョー・ライト)も良い映画だったな。最初に「許せた」という言葉になったのは、影響を受けていたのかもしれない。けれども、今日の感覚は「和になった」と言った方がちょっと近いのかな。
 
和。和の感覚。ありがとうございます。

征服や支配(続きの続き)

2012.5.12

「幸せにしたい」というのも、「気付きの後の気付けなかった頃に戻れない」のも支配か。自由が、ある特定の束縛からの解放というのと似ている。
 
先月から親知らずを抜いているが、抜く度に口の中にゆとりが生まれる。口の中にゆとりを持った生活が続いていくにしたがって、口の中の密度が高かった頃の感覚を掴むことができなくなっている。同様に、憎しみで支配されていた頃の感覚を取り戻すことが難しい。憤慨することは多々あるが、憎しみとは違う。圧倒的に違う。いつの日にか、再びそのような感覚になる時はくるのだろうかと、正でも負の感情でもなく、懐かしい心地になる。
 
しばらく使ってみたが、[CauseWalker(コーズウォーカー)] っていうアプリがすごい良い。移動するとき気付いたらonにしている。このためにfacebookのアカウント作ったといっても過言ではないぐらい。