Archive for 2008.6

誠にありがとうございました

2008.6.29

個展後は落ち着こうと思ってもやはりしばらくは惚けることもできなかったが、さきほど作品の補修も終わり、これで終わりだなと思えることができた。

遅くなりましたが、御来場の皆さま誠にありがとうございます。そして、個展中に制作をしていたということもあってあまり会場にいけなかったので、お礼状にはその時に制作していた作品を載せています。いつも思うことだけれども、個人情報がどうのこうのと問題にされている中、連絡先を書いてくれた方々へのお礼状には新作を載せたい。それが作り手としての礼儀だと思ってしまうのだ。だから一足先に新作を、ということになる。お楽しみに。

学生時代の方々

2008.6.19

昨日は大学時代や専門学校時代の方々が御来場してました、入れ替わり立ち替わり。あそこまで来られながら何故、皆お一人で来ていたのか?

close ちょっと前からインタビューを受けていたのだけれども、予想していた内容とはちと異なり肩すかしを喰らったような、しかし、「よく資料を読み込んでいるなぁ」と感心させられました。まだ若いのに(自分もかなりの若手だ)。まぁでもテーマとは合っていたのかなと思いつつ、いつも悔やむのが、「好きな作家」を挙げるときに終ってから幾人かを忘れていることなのだ。

その後、大学時代からの友、S氏宅でいいちことワインなどで「仕事とスーツ」などについて話しながら結局、泊めてもらう。
個展の度に泊めてもらっている気がするが、人の家の暗室機材や(作品ではない)プリント、雑誌をみるのはちょっと興奮する。

生涯現役と引退

2008.6.15

制作。本当はバリバリに制作と書きたかったが、下地塗り後のものを目の前にただ見つめるだけで、午前の貴重な時間を丸々費やしてしまった。動きなどは既にわかっていたのだけれども何故か動けずに、ようやく夕刻過ぎに側面の下地塗りが不完全であったことを知る。パネルの状態から天地を決めてその印をつけているのだが、それが薄く透けていた。そして、再度、下地塗り。乾くとするすると始められた。しかし、どうだろう、不思議な心地だ。以前なら、この動きだけで完成までもっていったのだけれども、今回はその上から別の動きと色彩を乗せるためなのか、未だベースの部分をつくっているような心持になっている。

話は変わり、私の特徴に「圧倒的な量」を挙げて頂くことがある。ただしかし、「量」だけを求めるのならば、今の何倍も増やすことは容易いだろう。また、「量」があったとしてもその変遷をたどって何も成長していなければ意味がなく、むしろ業界や地球にとっても有害である。この種の職業はスポーツ選手に例えられることがあるが、彼らの「引退」は成績など外的要因から決定を下さなければならないことが多い。しかし、私たちはどうだろう。「生涯現役」ということも可能ではあるけれども、成長していないものを生み出して続けて行くということは、すなわち、毒を生み出しているということである。しかも厄介なことに、その毒は業界全体を蝕み、なかなか裏返ることはない。だから一層、私たちは自分たちへの判断を誤ってはいけない。自分のために制作をするのではなく、作品のために制作はされなければいけない。

それをふまえて私のことや作品たちのことを評価していただけるのは、大変、光栄なことだった。

個展の在廊日ですが、今週は18日(水)、21日(土)しか行けない予定だったけれども、もしかしたら火曜と金曜も行けるかもしれないです。制作と重なっていてなかなか難しいかもしれませんが、宜しくお願いします。

※ web の portfolio を更新して頂きました。滅茶苦茶仕事が速いです、ヨシダさん!ありがとう!
ちなみに、「ギフト」シリーズの構成枚数は増えて行くので、web には載せていません。現在開催中の個展にその全てが納められているファイルも置いていますので、そちらも是非、ご覧下さい。

祝花

2008.6.13

お昼過ぎまで明日渡す予定のデータをまとめる(ヨシダさん、いつもいつもどばっと渡してしまってごめんなさい)。その後、新作の水ばりをしたが、結局終る頃には個展会場に間に合わない時間になる。おそらく、こういう日に限って会ってゆっくりしたい方が会場に来るのだろう。

昨日は大学時代からの友で花屋のKさんが祝花を持って御来場。以前見た作品を参考に祝花をつくってくれたとのこと、とてもよい・・・というか、とても品があるエロさが良い。ありがとうございます。

明日は下地塗りの後に会場に向かいます。いまだ、担々麺屋に行けていない。

肝臓

2008.6.8

無事にレセプションもこなし(お越し頂いた皆さま、誠にありがとうございます)、昨夜はぐったりとして帰宅後、頂いた漬け物でご飯。展示の贈り物でナマモノは初めてかもしれない。さすがに飲み会に加わる余力は残されておりませんでした、申し訳ないです。
そして、ぐったりといつの間にか朝になっておりまして、身体のあちこちがだるく、痛くて・・・そんな訳で昼と夜はレバーを頂きました・・・って、この3日間、「レバー」という単語がかなりでてきている(地元のK氏のせいです)。滞っていたメールの返信も無事に済まし、昼寝とその他の作品の準備をしました。休みだからといって一日中、ある速度で頭を回さないことの方が、疲れてしまう。