Archive for the ‘心の健康’ Category

本質はつまらない。

2018.12.8

自分の新しい引き出しが開いた瞬間は、いつも興奮します。
毎回、新しい仕事においては、そうなるようにしているのですが、開く前はかなり苦しいです。
「生みの苦しみ」というやつです。
もうね、頭はぼさぼさで、髭もじゃで、ヘルペスまで出てきちゃっていましたよ。
 
パターンなんて、本当にないのです。
あるのは本質だけ。
けれど、純度100%のものなんて、実は価値がないのです。
カカオ100%のチョコは、苦いカカオですし。
ぼくは野菜を育てていますが、土がついたままの生野菜ばかりを食べさせられたら、誰だって嫌でしょう。
原石を磨いて宝石になるように、依頼人の事業の本質を掴んだら、磨いて伝わる価値になります。
 
しかーっし、事業の本質というのは、人や社会の基本から外れないので、どの事業も似通ってくるものです。
なので、事業をやっている、ほとんどの企業は、人からどうでもよく思われます。
存在すら知らない企業の方が多いでしょう。
事業というのは、ほんのちょっと違った「おもろい部分」を、磨いて、磨いて、磨きまくって、ようやく人から価値を持たれます。
 
そして、磨くにも、技術や努力が必要です。
これが生みの苦しみになります。
だいたい外れない似通っている部分に焦点をあてれば、パターンでできます。
けれど、ほんのちょっと違う、おもろい部分に焦点をあてるから、毎回違う引き出しを開けなきゃならないのです。
これが、ぼくらの仕事の「おもろい」ところ。
 
今回も、ようやく楽しくなってきたところです。
ふふふ、来年かなー。
頭は破裂しそうですけどねー。

工夫をするからおもろいんだ。

2018.12.2

今日、寝ているときに気づいてしまった。
「工夫をするからおもろいんだ」
 
通常に進んだら、ものごとは悲しみや退屈になる。
子どもは親の支配下におかれ、青年も無力で失恋をし、大人になれば死に別れ。
日々、同じことをしていれば退屈になる。
一生懸命に尽くした受験は失敗したり、事業は消滅することもある。
これは、誰にでも公平に当てはまる人間の摂理だ。
 
こんな摂理のなか、「良いか、悪いか」で判断をしていたら、退屈さは増すばかり。
だから、「AIが人間の仕事を奪う」と心配になり、「そうなれば人間らしい仕事をすればいい」と高を括るが、仕事しか知らない人の定年後のように、放り出されて何をしていいか分からないのが、本音だろう。
 
AIがやろうが、人間がやろうが、おもろければいいんだ。
おもろくなる工夫をするんだ。
そう、普通に過ごしていたら退屈や悲しみに溢れるのなら、工夫をして、おもろくしてしまえばいい。
 
パターンなんてもってのほか。
良いか、悪いかなんてもってのほか。
判断軸は「おもろいか、おもろくないか」でやってきたから、いまがあるんだ。
毎回毎回、工夫をしていたから、おもろかったんだ。
さてさて、あの退屈な企業をどう工夫しようか。

勇気づける映画。

2018.11.30

今日(この記事が載るのは翌日の11月30日)は、妻の誕生日でした。
出かける前の数十分以外は、まったく仕事をしませんでした。
出かけると行っても、パスポートの変更届けを一緒に行って、昼飯を食べた後は、途中、別行動を挟みました。
別行動の後は再び合流して、一緒に妻のケーキを買いました。
 
前置きが長くなりましたが、今回の話は、別行動中に観た『ボヘミアン・ラプソディ』です。
ぼくが説明するまでもなく、クイーンの伝記的映画です。
ぼくは、これまでクイーンの音楽にはそれほど触れてこなかったので、映画として純粋に楽しめました。
 
マイノリティであること、他人同士の家族であること、エモーショナルであること、喧嘩をすること、そして、ロックスターであること。
事業をしていて、度々思うことと重なります。
 
マイノリティであることは、これまでの世の中に反発もするし、それまであったものでは満足できないということです。
それは、一般的じゃないってことでもあります。
だから、就職をするのではなく、事業を興すのです。
反発をするには感情的になりますし、お客さんがファンになるのも感覚的に好きになり、惚れたからです。
説明しても足りない気持ち、それが感情です。
言い得て妙というには、あまりにも優等生すぎる。
 
けれども、そうして反発してきたのに、ロックスターになるということは、一般的人気を得るということです。
この逆説が起きるのが、物事のはじまりと過程と終わりです。
この繰り返しが、いつの時代も起きるんだよなぁ、と思いつつ、何も思うところがなければ、何かをしようとすることもないんだぜ。
そんな毒にも薬にもならないことを考えていました。
デザインという仕事は、ロックスターの卵に勇気を与えることでもあるんだよな。

笑って、楽しんで、面白がって、稼ぐ。

2018.11.27

「難しい方を選ぶ」という台詞、実際のビジネスの場面でも、ちょくちょく聞きます。
「挑戦」とかも似たような言葉でしょう。
これをすることでレベルアップはするでしょうし、何にも挑戦しなくて事業が続くことはまずないです。
そして、挑戦は困難さと隣り合わせです。
 
でもね、ちょっと待てよ、といつも思うのです。
平坦な道を歩みながら、利益が右肩上がりになるのなら、これでいいじゃんって。
しかも、おもろくて笑いながら、こうなるのなら、なおのこといいだろうって。
平坦な道を楽しそうに歩いて、利益が右肩上がりなら、いろんな人が寄りたくなりますよね、この人の歩みに。
すると、ひとりだった人の歩みは、いつしか色んな人の歩みになり、一大行列になります。
これが、企業が拡大するってことです。
 
難しいことを選ぶのは一向に構いませんが、難しいことに挑戦することに酔っているときもあるでしょう。
そういうとき、ひとは「挑戦」などと言ったりして、自分の行いを正当化したくなるものです。
そして、挑戦していないように見える人を、攻撃したくなるものです。
 
でもね、事業っていうのは、稼ぐことで成り立つんだぜ。
そして、笑って、楽しんで、面白がって、稼いでもいいんだぜ。
これも、自分自身に戒めの言葉として言っています。

くさくさ、気持ちいい。

2018.11.26

まったく人と話さない日がないのも困ったものです。
 
昨日、醤油づくりの場所へ、駅から20分くらいかけて歩いていて思いました。
郊外の住宅街から、畑が多い土地に移ろいゆく中で、歩いているのが自分ひとりぐらいしかいない道を、Googleマップの音声案内を頼りに歩いていました。
頼りにしているので、ぼくは道のことは考えていません。
時々、思い出したように自分の位置を確認はしましたが、どの辺を歩いているかなどは、気にしませんでした。
 
音声案内以外にイヤホンから流れるのは、前川清さんのライブ音源です。
ほぼ日さんのイベントで、ぼくも行ったライブが収められたバージョンです。
曲と曲の間にあるMCは全編カットされていますが、イヤホンで聴く分には、こちらの方がとてもいいです。
畑と畑の間の道路をひとりで歩いているので、鼻歌もいつもより大きいです。
鼻歌を歌うか、考え事をしているか。
とても気持ちのいい、20分間でした。
 
話は変わり、いま、このブログを書く前は何も書けなくて、体の不調を書こうとしていました。
すると、文章を書くソフトが落ちてしまい、それまで書いていた内容も消し飛んでしまい、歯磨きをしてから、再び書こうと思っていまに至ります。
そうして思ったのが、冒頭の言葉です。
ソフトが落ちてくれなければ、昨日の気持ちよかった時間を、忘れたままだったかもしれません。
 
くさくさしている中にも、気持ちいい瞬間はあるものなんだぜ。
自分に言い聞かせようと思います。