Archive for the ‘おすすめ’ Category

『パディントン2』はおもしろい。

2019.12.26

『パディントン2』を観ました。
ストーリーはお約束で、可愛い小熊が奮闘する映画ですが、最後は泣いちゃいます。
劇中、パディントンを住まわせている家のお父さんが「彼は誰にでも親切で、どんな人にも良いところを見つける」と言ってたのが印象的でした。
そして、誰もがパディントンの無実を晴らそうと、協力します。
 
「彼が良い人(熊)だから、周囲の人が協力する」という因果関係はないんですよね。
けれど、悪い奴に協力する因果関係はさらにないわけです。
大事なのは、パディントンが、見返りを求めずに、いつも親切をしていたということだけです。
それがドジっちゃうことになったとしても、親切心を働くというおばさんの教えが変わることはありません。
そして、ストーリーの中心も、そんなおばさんに親切したいという想いから始まりました。
 
とても好きな映画だなぁ。
ちょっとのかけ違いで、心細くなってしまうこともあるけれど、こういう人(熊)に報われて欲しいって思うんです。
親切を働く人が損をするなんて間違っています。
世の中は、そういう風に動いてしまうこともあるけれど、やっぱりね、親切を与える人(熊)は、幸せになって欲しいんです。
映画のように、改心することはないかもしれないけれど、それでも、影響はあるんじゃないかと信じていたいです。
 
今年、『GIVE & TAKE』という本を読んで、とても大きな気づきがあったけれど、パディントンも与える人(熊)なんですよね。
与えるって、人を動かすんだよな。

大人のレゴナイト。

2019.12.22

「大人のレゴナイト」に行ってきました。
知らない人のために少しだけ説明すると、色とりどりのブロックを組み合わせて遊ぶ「レゴ」のテーマパークがお台場にあるのですが、普段は大人だけでは入場できないルールがあります。
それを、大人だけが入場できる夜を設けて、「大人のレゴナイト」としてイベント開催しているんです。
 
レゴの発祥地であるデンマークに興味があるぼくは、それを知ってすぐに予約して、行きました。
イベント当日までに、久し振りにレゴを買って、予習をしたほどです。
レゴを買って遊んでいる様子は以前書いたので省きますが、レゴナイトに行って一番学んだのは、「主催者側はやり切るってことが大事」ということです。
 
テープカットで始まる入場から、イベント時間中を通しての盛り上げ方は、目を見張るものがあります。
ディズニーの完成度とはまた違った、テンションの高さとその場のノリで盛り上げる様子は、学園祭の大人版とも言えます。
街中でこれはちょっとキツイですが、ぼくらお客さんは、レゴの会場に入ったことで「盛り上がりの共犯者」となり、この祭りのテンションに乗っかった方が楽しいんです。
そう、「大人のレゴナイト」は「お祭り」です。
クリスマスソングに合わせて踊るのは盆踊り、組み立てられたレゴを見るのは祭りの華やかさ、カフェやショップは出店(でみせ)、手足を動かして遊んだり、催し物を見たり、これはお祭りそのものです。
 
いい大人が熱中して、楽しんで、ごはんを食べて、景品に喜んで--お客さんが年齢を考えずに楽しめるのも、スタッフがやり切っているから、引き込まれるんですよね。
そして、やり切るためには、「好き」であることが大前提なんでしょう。
最後に景品を渡してくれる人が一番印象深かったですが、「レゴとこの場所が好きなんだ」ということが、すっごく伝わってきます。
「やるからには、やっちまえ」って、とても引き込まれるんだな。
本当に勉強になりました。
 

『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』はたのしい。

2019.12.20

英語を読むのはおもしろい。
今年に入って英語を習っているのは前に書きましたが、自習で何をやっているかというと、NHKから出版されている『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』を声に出して読んでいます。
これがね、楽しいんですよ。
一話五分の話が毎日あって、イソップ童話や落語、ショートストーリーなど幅広く英語で読めるんです。
アプリもあって、リスニングもできます。
ぼくのやり方はこうです。
「全文を通しで聞く → 一文聞いて、音読する → 全文を通しで音読する」
内容が難しくないので、感情を乗せやすいんです。
妻は書き取りをして学ぶタイプみたいなのですが、ぼくは読むのが楽しい。
さっき気づいたのですが、これ、絵本を読んでいる感覚と似ています。
短い文章を声に出して、感情を乗せて読む。
これって、絵本の読み聞かせそのものですよね。
そりゃあ、楽しいわ。
英語が趣味になっている。
 
昔はぼくも「仕事のために英語を習った方がいいだろう」と思って、毎日英単語のCDを聞いていたりしたけれど、なかなか続かないんです。
今じゃ、自習管理をコーチングしてくれるスクールまであるみたいですが、「仕事のため」っていうのは楽しみがないから、結局はつまらないんですよね。
楽しいから好きになって、好きだから趣味になって、趣味だから続けて、続けたから得意になって、得意になったから人に貢献できて、貢献できるから仕事になる。
この順序が崩れているのが、今の日本の仕事のあり方なんでしょうね。
英語、たのしいよ。

レゴブロックを買った。

2019.12.15

レゴを買いました。
そう、子どもがよく遊ぶ、レゴブロックです。
ぼくも子どもの頃によく遊びましたが、デンマークについて調べている過程で、レゴ発祥の地ということも知り、レゴと知育の関係も知って、興味が湧いた次第です。
 
お店に行くと、映画や海外ドラマなどのコラボ商品がたくさんあったのですが、ぼくが買ったのは「クラシック」という、ブロックが入っているだけで、作るものはユーザー任せの商品です。
つまり、ぼくの実家にあった状態と同じってことです。
コラボシリーズが出ていることも知っていたし、「船」や「恐竜」などが出来上がることを約束された商品が売っていることも知っていましたが、ぼくにとってのレゴは、この「何が出来るのかはあなた次第」というものでした。
だから、お店についてしばらくの間は、そういう商品がもう売っていないんじゃないかと思ったぐらいなんですが、妻が見つけてくれて、一安心しました。
 
帰宅後、さっそく遊んでみたのですが、やっぱり面白いですね。
プラモデルの面白さが、「決まった完成型に向けて、作り上げていくこと」だとしたら、レゴの面白さは、「何度でも作り直せること」や「作っては壊し、また作っては壊せるのに、さらにまた作っていい」面白さです。
買い足せば壊す必要もないんだけれど、それをやったら、面白さの種類が変わっちゃうんでしょうね。
 
これは「旅の面白さ」と「移住の面白さ」の違いと似ています。
移住の面白さが、根を張っていき、自分の血肉をその土地の空気に染め上げながら、周囲も変化していく面白さだとしたら、旅は帰る場所があるから面白いんです。
旅先を訪れて、出会って、別れて、帰って、また違う所へ行って、別れて、再び行ってもいい。
寂しさも無責任さも混ざった面白さですが、旅好きのぼくは、レゴが好きでもあったんだなぁ、と何十年ぶりに触ってみて、気づいたんですよね。
人生を旅に喩える話は度々聞くけれど、旅とレゴ、これは案外近いものなんだな。
そうしたら、レゴも人生として語れるかもしれないな。

英語も趣味。

2019.12.8

今日も「全部趣味」っていうことなんですが、これまた最近よく書いている「英語学習」も全部趣味です。
土曜日は、自分の英語レベルを測るテストがあったのですが、6段階あるレベルの下から三つ目だったんです。
前回のチェックテストは受けられなかったので、今回がはじめてのテストだったのですが、その間に受講したのは一番下のクラスでした。
なので、順当に行けば下から二つ目のレベルだと思っていたのですが、ひとつ飛ばして、下から三つ目だと。
「うぉー!」って嬉しくなりました。
点数で言うと、ギリギリなんですけどね。
でも、嬉しくなったわけです。
絶対に確信を持って答えられたのは125問中、10問あるかないかですけどね。
それでも、半信半疑ながら、「あ、こういうことだよな」というのはわかったんです。
自画自賛なのは重々承知ですが、凄い進歩だと思ったんですよね。
 
そして、今、何を感じているかというと、「もっと英語学習の時間を増やそう」なんです。
これ、趣味にハマる瞬間ですよね。
写真を始めたときもそうでした。
もっと撮影したい、もっと現像したいって、たくさん歩いて、たくさん撮影して、たくさん現像したんだよなー。
山に行くのは、都会から逃げるような気持ちがありましたが、今回の英語は違います。
写真にハマったときのような、そんな前向きな渇望があります。
もっと英語をね、渇いた体にざっぱーんって欲しいんだ。
ね、趣味でしょ。