レゴブロックを買った。

2019.12.15おすすめ, 日々のこと

レゴを買いました。
そう、子どもがよく遊ぶ、レゴブロックです。
ぼくも子どもの頃によく遊びましたが、デンマークについて調べている過程で、レゴ発祥の地ということも知り、レゴと知育の関係も知って、興味が湧いた次第です。
 
お店に行くと、映画や海外ドラマなどのコラボ商品がたくさんあったのですが、ぼくが買ったのは「クラシック」という、ブロックが入っているだけで、作るものはユーザー任せの商品です。
つまり、ぼくの実家にあった状態と同じってことです。
コラボシリーズが出ていることも知っていたし、「船」や「恐竜」などが出来上がることを約束された商品が売っていることも知っていましたが、ぼくにとってのレゴは、この「何が出来るのかはあなた次第」というものでした。
だから、お店についてしばらくの間は、そういう商品がもう売っていないんじゃないかと思ったぐらいなんですが、妻が見つけてくれて、一安心しました。
 
帰宅後、さっそく遊んでみたのですが、やっぱり面白いですね。
プラモデルの面白さが、「決まった完成型に向けて、作り上げていくこと」だとしたら、レゴの面白さは、「何度でも作り直せること」や「作っては壊し、また作っては壊せるのに、さらにまた作っていい」面白さです。
買い足せば壊す必要もないんだけれど、それをやったら、面白さの種類が変わっちゃうんでしょうね。
 
これは「旅の面白さ」と「移住の面白さ」の違いと似ています。
移住の面白さが、根を張っていき、自分の血肉をその土地の空気に染め上げながら、周囲も変化していく面白さだとしたら、旅は帰る場所があるから面白いんです。
旅先を訪れて、出会って、別れて、帰って、また違う所へ行って、別れて、再び行ってもいい。
寂しさも無責任さも混ざった面白さですが、旅好きのぼくは、レゴが好きでもあったんだなぁ、と何十年ぶりに触ってみて、気づいたんですよね。
人生を旅に喩える話は度々聞くけれど、旅とレゴ、これは案外近いものなんだな。
そうしたら、レゴも人生として語れるかもしれないな。

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