Archive for 2018.10

ぐずつきも孤独じゃない。

2018.10.16

先週から続いている扁桃腺炎。
今回は治りが遅いようで、さながら最近の天気のようです。
雨だと困る用事が増えるにつれ、晴れない日がつづくことに小さな苛立ちが募ります。
仕事はこなせているから、ひどい不調ではありませんが、天気も体調も、うーん、参ったなーという感じです。
 
畑の土が乾かないと、このまま冬野菜もだめかな、とか。
落花生の収穫も終わっていないな、とか。
洗濯物が溜まるな、とか。
買い物も面倒臭いな、とか。
打合せひとつとっても億劫になるものです。
挙げ句の果てには、家族からも小言を言われ。
 
最近の曇り空のように、ぼくの方もぐずついています。
こういうときは、自分ひとりだけがぐずついているかのように思えてしまうものですが、ここの読者がそうだったら、ぼくもぐずついているので安心してください。
ひとりじゃないですよー。
昨日、スクワットとかかと上げをやりました)

昼寝で回復。

2018.10.15

体の調子が悪いときは、体と心の調子を一致させるのもなかなか難しいものです。
昨日から自宅で安静にしていると、薬のおかげもあって体の調子が良くなった気がします。
すると「ひまじん」になってきたので、お昼は外食しようと出かけました。
 
目的のお店は休みだったので、近くの蕎麦屋で定食を食べることに。
店内は親子連れで賑わっていて、ぼくも相席。
賑わいに当たったようで、食べ終わる頃には極度の眠気が。
家を出るときには「帰りには夕飯の買い出しもしよう」と思っていたけれど、これは中止にして、家で昼寝にしました。
 
家のベッドで寝ていると、体力は回復してきます。
昼食をしたら体力を減らして、昼寝で体力を回復。
つくづく、体が弱っていたのだと痛感します。
健康寿命のこともあるし、スクワットぐらいははじめようかな。

医者のお噺。

2018.10.14

久しぶりに病院に行きました。
ここ数日、喉の痛みがつづき、しゃべるのも辛くなってきたのです。
 
この街に引っ越してから何かあると通う病院。
一回りくらい年上の女性のお医者さんで、さくさくと話してくれるので、ぼくは好きなんです。
「風邪には抗生物質は効かない」というのは、最近では広まっていますが、この先生もこういう説明の後に、ぼくの持病のことや、いまの症状から総合的に判断して処方を選んでくれます。
 
てきぱきしているのに、言葉の選び方に愛嬌があるので、機械的に説明を受けている感じではなく、相談がてら先生の噺(はなし)を聞いているような、ちょっと楽しくなるのです。
診察室から出てくる患者さんたちの顔が微笑んでいるのは、たぶんぼくと同じ印象を抱いているからでしょう。
診察落語があったら、みんな健康になるのでしょうか。
 
ちなみにぼくの症状は溶連菌からの扁桃腺炎です。

雑感

2018.10.13

わかりにくいサービスだから、わかりやすく見せなきゃいけない。
魅力がないサービスだから、魅力的に見せなきゃいけない。
いいサービスであれば、そのまま伝えればいい。
下衆や下品やせこい奴を相手にしているから、サービスが廃れていく。
 

中央省庁のおふれからデザイン経営って言葉が広まってしまっているが、デザイン料を広告宣伝費から捻出しようとしていたら、ダメですわ。
事業開発費や事業戦略費から出さないと。
 

「マーケがデザインを壊す」とは頻繁に耳にするが、デザインを信任してくれたマーケと出会ったことがある。
たったの二人だけ。
超老舗の超大手。
この二人は数字の使い方もうまかったな。
みんな「売りたい欲望」に負けるんだよなー。

自分と他人。

2018.10.12

「自分がいいと思っていることが、他人がいいと思うとはかぎらない。」
 
仕事をするときも、誰かに何かを薦めるときも、これを頻繁に思い返します。
自分で何かを試すときも例外ではありません。
 
たとえば、「消せるボールペン」が流行ったとき、いろんな会社がノベルティとして配っていたので、ぼくも手に入れました。
けれども、「消せること」がぼくの場合はネガティブにはたらきました。
ロゴのアイデアを手書きで描くとき、ボツ案がたくさん生まれながら、作り込む案を決めていきます。
しかし、ボツ案を消しながら案を決めていくと、どういう過程で案を決めていったかを忘れてしまうのです。
いや〜、あのときは参りました。
 
もうひとつ、「バカ売れしている手帳」を試してみたときも、ぼくには合いませんでした。
紙が薄すぎて、使うペンを選んでしまう。
万年筆で書くと、裏に透けてしまうのです。
これも何度か試した後、使わなくなりました。
 
けれども、「消せるボールペン」も「バカ売れしている手帳」も、モノとして悪いかといったらそんなことはありません。
売れるには売れるだけの良い理由があります。
機能かもしれないし、ストーリーかもしれません。
これらの商品を愛でている人の話を聞くと、こちらも微笑ましくなります。
 
それでも、ぼくには合わなかった、というだけなのです。
いいと思ったモノを薦められると、それだけ嬉しくなりますけどね。