Archive for 2018

弱い言葉をつかう。

2018.9.12

昔、シャープのツイッター担当者の方の話を聞くことがあって、「弱い言葉を使うことを心がけている」と言っていたのが印象的でした。
世の中の炎上事の多くは、「強い言葉」からはじまります。
これは現実の言葉のやりとりでも同じです。
炎上事の中には、炎上させるつもりはなかった場合もあるはずです。
けれども、相手がどう受け取るのかはわからないのです。
立場や状況もいろいろです。
人生もいろいろ。
こんな、たくさんのいろいろが掛け合わさることを、言葉を受け取る相手や言葉を発する相手が想像しているのかが、鍵なんですよね。
いまのビジネスの現場は、日本語を使っているのに、英語のように端的に伝えるのを良しとしている傾向があるでしょう。
すると、冷たい強い言葉ができあがるのです。
日本語とは本来、述語的なものです。
ゆらゆらゆらゆらしていい言語なのです。
とまぁ、毒にも薬にもならないような話をしてしまいましたが、強い言葉を使っている自分の方が、じつは弱い存在になっているのかもしれませんね。
ぼくも気をつけようっと。

こういう言い訳。

2018.9.11

いま(8:39)ブログを書いています。
6月からの毎日投稿では前日の夜に書いたり、これができないときは予約投稿をしていたんですが、すっかり忘れていました。
ちょっとバテていたのかもしれません。
という言い訳はスラスラ〜と書けますね〜。
ですが、昨日のことを書くとぜんぜん言い訳にならないんですけどね。
打合せを2本つづけて、その後、飲みに行って、帰宅後シャワーを浴びて、寝る。
目が覚めてからブログを書いていないことに気づきましたが、朝ごはんを食べて、身支度をして、いま書いています。
ええ、もう何も言えません。
こういうことも、言い訳も、人間だからできることなんですけどねー。

四十九日と野菜のたね。

2018.9.10

父の四十九日に、野菜の種をまく。
こう書くと、なにかがありそうだ。
8日の夜に久しぶりにパンを二つ食べたら、翌朝腹が下り、午前中は寝込んでしまった。
次の日からは天候がすぐれないようなので、その日のうちに冬野菜の種まきをしておきたかった。
昼食のキーマカレーも半分残してしまう体調だったが、畑で作業をし、違う畑の人と話をしていると、元気をもらえる。
元気のない人を畑に連れてくるのもいいかもしれない。
作物を観察することで、声なきものたちの声を聞く。
じいちゃんや、ばあちゃん達との会話。
「あの世の東大に入るのよ」と嬉しそうに話していたばあちゃん、今日はいなかったな。
そういえば、コンビニで出会ったばあちゃんは、ちゃんと水を買えただろうか。
支払いまで俺がやっておけばよかったかな。

四十九日。

2018.9.9

本日、9月9日は父の四十九日です。
昨日は法事でした。
途中、パラパラと小雨が降りましたが、概ね晴れてくれました。
法要のお経でお坊さんが、父の戒名の読み方を変えていたのが妙におかしかったり。
 
タバコとお酒が好きな人でした。
よく怒る人でした。
説教を頻繁にし、怒鳴る人でした。
女遊びも、ギャンブルもしない人でした。
夕飯時には必ず帰ってくる人でした。
刺身が好きな人でした。
晩酌が好きな人でした。
 
不思議なものですが、人と死に別れるということが当たり前のこととして感じるようになるのですね。
学生の頃に亡くなった友人のことを考えたり、歴史上の先達のことを考えたりしていると、いつの間にか、彼らと話すようになります。
この経験が、生きているのかもしれませんね。

チューニングの精度。

2018.9.8

経済学者である岩井克人さんの著書を読んで、まるっと信用したのは、優秀な人たちが発表する経済予測が当たらない理由を「人は嘘をつくから」と書いていた(言っていた)からです。
最初からこの考えがあったのか、この考えがあったけれど言えるきっかけがあったのか、途中からこの考えに切り替わったのか、ご本人と会えたら聞いてみたいなー。
そして、優秀な経済予測をしている人たちは、「人は嘘をつく」ということも分かっているはず。
それでも経済予測を発表しなきゃいけないことへ、どうやって折り合いをつけているのだろうか。
何でこんな話をしているかというと、実はデザインも一緒なのです。
教科書に書かれるような正しい答えと、現実での正しい答えって、一致しないんです。
もちろん、教科書に書かれている答えは、基本となる答えだから知っておかなきゃ話にならないでしょう。
しかし、これだけでデザインが効果的に機能するかと言えば、ほとんど機能しないのです。
そのため、理想と現実のギャップをチューニングすることになります。
私が思うに、優れたデザイナーはチューニングの精度が高い人のことだと思います。
もちろん、チューニングのしようがないと判断するのも、大事な能力です。