時間の速度に驚くことが多い。速すぎるのだ。さっきまで朝だったはずなのに、気が付けば、3〜4時間ほどで日の出だ。本当に驚く。
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先日、撮影からレタッチまで、一日でやろうとすると、目がついてこなくなっていることに気がついた。睡眠が何よりも、体力を回復させてくれることが多くなっていることに気がつき始めている。
外で何もやらずに寝っ転がる時間が、貴重になっている。一見、無駄なことのように思えるかもしれないが、無駄ではないことの方が、少ないかもしれないのだ。
少なくとも、自分にとって、有意義かどうか、それだけが最終の基準になる。
体のつくりは年齢とともに変化しているのかもしれないが、心の基準となるものは変わっていないようです。
横浜から新高島へ向かう道中も、僕が望む場所だ。ベンチに仰向けで寝っ転がり、空を眺めながら、鼻歌がついつい出てくる。忌野清志郎さんの「デイドリームビリーバー」だ。 全てが夢であってもいいし、この瞬間、命がなくなってもいい。 幾人もの人達と会えなくなった。年々、死後の会話は増えるし、持病持ちは寿命も考えるようになった。どれだけ非合理的でも、考えるようになった。 そして、いつも思い知る。家族を残せるほど、僕は強くない。
複数の場所を持っておくことは、いいことだろう。社会か自然か、どこの自然かなど、場所を持っておくと1つがダメでも、他に行けばいいという余裕が生まれる。
自分も含め、社会は焦り過ぎているように思う。特に日本の場合、何に焦っているのかわからないほどのように感じるのだが、世界とそんなに大差なく、それほど大きく見られてもいないのだから、焦らなくてもいい。
最近、自分にも言い聞かせているんだけどね。
日本語版も更新しました。 「Grace(日本語版)」、詳しくはこちら。
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