Archive for 2010.3

缶詰?いやいや、展示馬鹿だったのです

2010.3.1

 先週、のんびりと缶詰状態になっていたお蔭(誘われるままに呑みに出掛けたり)で、いくつかの案件が漸く今週中には出来るかなという状態へ(出来てなきゃいけないんだけどね)。

 そのどれもが、いわば「おまけ」的要素の強かった案件たちだったのですが、「充分、強さのある作品として展示できないか」という方向へ自然と意識が向かってしまうあたりが、「展示で育ってきた人」ということを如実に表していたような。ある会場で久しぶりにお会いしたUさんに感謝です、やり方がよりシンプルになりました。

 合間に観た映画、「フロスト×ニクソン」、「マルタのやさしい刺繍」、「スラムドッグ$ミリオネア」はどれも正攻法の作り方ですが、良かったです。「フロストー」は人間の心の機微描写によって動かないセットにも関わらずとても豊かに動かされた映画(やはり悪人同士で会話した方が楽しいものです)、「マルター」はパッケージからも女子映画として売っているのだろうし、そう観る人達が多いのだろうが、女子映画として観たら勿体ない映画(「バクマン。」を薦めていたら年齢を言い訳にしている者がいたので。ただ、歳を重ねれば重ねる程、吸収率は悪くなるし障害も多くなりますが、全てはやる気と努力次第)、「スラムドッグー」はこれこそ「1つのものに向かう強さ」と「人生って実は繋がっているよね」という私がいつも言っている事柄が出ている映画(最後は笑ってしまったが、テンポが良いんです)。

 一応、缶詰状態で創作していたんですけどねぇ。