友達になる感覚。

2019.11.17おすすめ, ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

先日も書いた通り、ぼくはこの9月から英語を習っている。
次回が最後の授業なのだが、ぼくはこのクラスが好きだ。
クラスが好きになるというのは、やっぱり、集まっている人たちがいいんだろうなぁ。
先生もいいし、生徒たちもいい。
 
普段、ぼくはビジネスのセミナーなどにはあまり行かないのだが、それは集まっている人たちの目的意識が一種類に固まりすぎているからだ。
あの集団意識や、その中でのマウンティング感に対して、忌避感というか、危険な匂いを嗅ぎとって避けている。
 
けれど、通っている英語クラスのように、趣味のような、でも人生を豊かに広げてくれる内容で、目的意識もバラバラ、世代もバラバラのクラスというのは、率直に楽しいものだ。
(おそらく)20代から80代までいると、全員が助け合う。
年長者だから助けられるばかりかと言ったら、そんなことはなく、ぼくらの活力源になってくれる。
若い人だって、みんなより優れているところがたくさんある。
だから、義務のような助け方じゃなくて、朗らかな助け方というか、クラスで作られる雰囲気のすべてが爽やかなんだ。
ちょっとくだけた雰囲気もありつつ、それぞれがグッドパーソンで、グッドピープルになっている。
 
「これがビジネス英会話だったら、どうだっただろう?」と考えるときがある。
もちろん、先生の進め方にもよるだろうが、やはり、もうちょっと固まった集団意識やマウンティングのようなことが起きてしまうんじゃないだろうか。
「俺はできたよ」みたいな。
本当はそんなマウントなんて必要ないことは、みんなわかっているのに、日本のビジネスの現場では、いまだにこんな無益なことが起きている。
 
話を戻そう。
毎週土曜日、ぼくはこの英語のクラスを受けると、なぜだかわからないが、人助けをしたくなるような、爽やかな気分になるのだ。
初級クラスということも手伝っていると思うが、世代も立場も超えて、みんな楽しみながら四苦八苦して、先生も道標をつくってくれて、一緒にゴールを目指している。
これを約4時間ほど通していると、集団意識とは違った、柔らかい綿(わた)のようなつながりができる。
「困っていたら助けるよ」と、自然と言いたくなるような感覚だ。
昔、たまたま一緒になったクラスメイトと、友達になるような感覚だ。
この感覚は忘れたくないんだよなぁ。
たぶん、他でも必ず活かせると思うんだよね。
こうやって仕事をした方が、絶対に楽しいでしょ。

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