のらりくらり。

2019.11.16ビジネスの健康, 日々のこと

ぼくはかなり、のらりくらりと話す。
むしろこれを心掛けている。
この話し方のいいところは、相手に考える時間を与えることだ。
そして、相手を説得しようとは思っていない。
相手がぼくの話を採択するか、しないかだけ。
不思議と、採択しているクライアントっていうのは、ちょっとずつだが事業がうまいこといっている。
 
のらりくらり話すことの、いいことのひとつに、「馬鹿に見える」というのがある。
馬鹿に見える者の話を採択するか、しないかで、その人の人間性がわかる。
ぼくも人間なので、なるべく無益な時間を過ごしたくないものだ。
そのためには、「いい人」と過ごす時間を増やして、「嫌な奴」と過ごす時間を減らした方がいい。
自分を小さく見せると、相手の本性が出てくるものだ。
つまり、のらりくらり話すのは、相手に考える時間を与えながら、相手がどんな人間なのか知るための話法とも言える。
 
この話し方を身につけたいと思ったら、子どもと会話をするといい。
子どもの話を最後まで聞き、その内容についてさらに尋ねたり、肯定する考えを話していると、のらりくらりと話すことができるようになる。
子どもが近くにいなければ、意思の疎通が難しい相手ということかな。
あなた自身の英語が堪能でなければ、英語圏の人と会話をするのもいい。
言語能力が高く、意思の疎通が容易な相手と話をすると、会話は弾み、テンポが速くなるものだ。
だから、そういう相手だと、遅速の話法は身につきにくい。
難しいことに飛び込めるかどうかが、鍵なのだ。

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