還る場所

2013.10.9日々のこと

「飛行機が落ちたら、日本の自然の中に入れないな」と思い、先日、渓谷にいってきました。川や山、雲から覗く太陽は、僕が自然物であることを思い出させてくれます。

「今が死ぬときだ」

河原で寝転んで、薄目で空を眺めていると、安らかな気持ちで、そう思います。川の音、樹々の音、鳥の声、たくさんの微かな音達が遠のき、半眠半覚の状態で時間が過ぎていきます。

空が曇り、天候があやしくなれば、自ずと目が覚めます。そうです、僕はこの空気と一緒になり、危険を教えてくれます。そうしていると、「ここ」が終末の場所だと再認します。還る場所だと。

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