正義と悪

2013.7.17日々のこと

物事って一辺倒ではないとは常々思っているのですが、とても恐ろしいな、という場面にちょくちょく出会います。
 
正義の使者は悪の使いでもある――それに気が付いていない人との会話です。そこに気が付いている人との会話は、こちらが「そこまで背負わなくても」と思うほど、「やりたいことをやっているだけ」と困ったような顔で話し、決して説教をしません。そして、その人達の「やりたいことをやる」という言葉が、僕らの救いになりました。
 
一方、正義と悪が表裏一体であることに気が付いていない人は、道徳的な言葉を並べながら怒り、説教をします。目の前にいる人達は確実に、傷ついています。そうすると、傷つけられた相手は反面教師で成長するか、怒りを増幅させるかのどちらかに進みやすくなります。
 
これは、平和を謳うことが多い世界にも関わらず、争いがなくならない理由でもあるはずです。
 
若い頃にこの仕組みに気付いて本当によかったと思います。

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