帰る場所、それは「つくること」

2012.11.24日々のこと

おとといは作業に集中していたら、体重が腰痛を引き起こした時の状態まで下がっており、昨日の作業後は体重を増やすことに専念していた。そうして今朝、約1時間30分の運動。10km走では高校時代のタイムに追いついた(40分フラット)。
 
遮二無二に高速の強さを求めていた時代とは異なり、温かくてまぁるいフワフワした笑顔で走っていた。途中、雨が降ってきたが天は泣いておらず、笑っていた。
 
ずっと求めてきた「最高密度のまま最高速度を発揮する道」が見えた瞬間だった。次元が異なっていたら、はるか遠くにいたら見えない道、見えない答え……それが見えた瞬間だった。「光(Photo)を描く(Graphy)」を超えるのは別の場所へ行く事ではなく、超ド級「光を描く」ということだったのだ。
 
土の冷たさと温かさの上に俺は立ち、天の衣を纏い、作品を出す。
 
「なんで、そこまでするの?」と尋ねられる。頭と体をフル回転させて集中すれば体重は減る。ベストパフォーマンスのための体重があり、その付近を維持するために食事を摂る……ベストパフォーマンスを発揮するために体を鍛え、体をつくるために食事を摂る……ベストパフォーマンスを発揮するために夜に寝て、朝起きる。こんなことを続けていれば友人の数は減るが、それは関係なく、作品をつくるためだけの体であればそれでいい。それだけが楽しければいい。傍から見れば馬鹿らしいことだろうが、それ以外のことと比べたらダントツで一番、つくることが楽しいのだから仕方がない。
 
帰り道、いつものように目を閉じて歩いていたら、前から車がやってくることに気付いた。衝突しても負ける気がしなかったので、そのままにしていたら車に避けられたが、今でも負ける気がしない。つまり、現実に出来るということだ。

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