ロビンソン・クルーソーの賃借対照表。

2019.8.23心の健康, 日々のこと

天気が優れない日が続いていると思ったら、秋雨前線が停滞していたんですね。
長梅雨もあって、晴れ間の少ない夏です。
そう思った瞬間に、「あっ」と思いました。
「晴れの日もあったじゃん」って。
 
ぼくたち人間は、好ましくないことが続くと、それしかないような気持ちでいっぱいになります。
だけど、「いい面」を見つけようとすれば、あるんですよね。
本当に何もないようなときでも、「毎日天気が優れない。だけど、私は濡れていない」とか「雨に濡れた。だけど、私は病気になっていない」とか「病気になった。だけど、私は生きている」とか、何かしらのいいことを見つけられるんです。
以前、松浦弥太郎さんの本を読んでいるときに、「ロビンソン・クルーソーの賃借対照表」というのを知って、それが正にこれです。
船が難破し、一人だけで無人島に漂着したロビンソン・クルーソーが、理性を保つためにつけ始めた賃借対照表。
ここには、人生を面白くするヒントがあります。
車におけるガソリンとか動力源や、人間における生きる意志とか、そんな強いものじゃなくて、「あっ、まだ捨てたもんじゃないな」と思えるもの。
強い人からしたら、慰めとか弱い種類の希望かもしれませんが、こういう賃借対照表を思いつくと、人生は面白くなります。
 
こういう天気のときなんかでも、事業の苦境のときでも、同じように使える、とっても便利なものです。
しかも無料で、誰でも使える。

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