失敗しても。

2019.8.2ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

昨日の内容で「自分には〇〇が向いていない」というのは、目の前の仕事を丁寧に扱っていないだけ、というようなことを書いたが、ひとつだけ例外がある。
「職場」だ。
仕事をする環境と自分が合っていないのに、仕事と自分が合っていないと勘違いしているケースが、それだ。
 
どこにでも、お世辞にも「いい環境」と言えない職場はある。
社長が連日怒鳴り散らし、使用するデジタル機器はパフォーマンスが足りず、資料管理がずさんであったりと、数えきれないパフォーマンス低下の要因が積み重なっている場合がある。
こういう環境にも関わらず会社に居座り続けるのは、優しさではなく怠慢だ。
やる気のある人ほど、その会社を辞めるだろう。
 
もう一つは、自分の熱量と、会社内にいるメンバーとの熱量が揃っていない場合だ。
職場の熱量が高い中に、低い熱量の者が入れば、その人は体調不良になる(低い熱量が伝染することもあるが)。
逆もまた然り、職場の熱量が低い中に、高い熱量の者が入れば、その人は体調不良となる。
 
このケースだと、人は誰でも、自分は熱量が高い方だと思いたがるが、その仕事を辞めた後に、辞めた人が躍進したのなら、熱量が高い人だと言えるだろう。
しかし、体調不良になって仕事を辞めても、そのまま不調が続くようなら、熱量は高くはなかったということになる。
熱量が高い人は、体調不良によって敗者になったとしても、環境が変われば、また立ち上がる。
なぜなら、熱量とは、自分の中にしかないからだ。
火種も、火付け材も、全部自分の中にある。
何でもかんでも職場のせい、仕事のせいにしていると、いつまで経っても強い人にはなれない。
大事なのは、敗者になっても、立ち上がることだ。

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