土俵

2010.8.21日々のこと

 押井守さん、千住博さんの新書本を立て続けに読んでいる。そこで共通して出てくる内容があり、僕もそうなのだが、「やりたいことを徹底してやり抜く」ということが大切なのだ。作品を見せ続けるということは、色々な批判も受け続け負けっぱなしのこともあるけれど、土俵にあがることを止めなければ、いつかは勝ち星が増えている。勝ち星が増えたからって余裕を見せて土俵を降りるのではなく、土俵に居残ってあがり続ける。

 そして、狭い中の仲間(業界人)だけで満足するのではなく、外に向かって行く。外という土俵にあがっていく。僕がラッキーだな、と思うのは、業界外の人達に作品が好まれたり、反応があるということだ。正直言って、今の美術界や写真界は外に向かっていない。もちろん、その中でも知ってもらえたりしているから、ちょっとラッキーだなと思えるのだが、作品を買ってくれたり、仕事を振ってくれるのは、外の人達の方が多い。そして、僕はいつも未知のものに挑戦していっている。未知という土俵に上がるのが楽しみでしょうがないのだ。

 良い作品を創っていけば必ず広まっていくということを、皆もっと信じていいのにな、と思うのだ。そうではないから、変なうんちくでけむに巻いたり、アーティストっぽく取り繕ったり、卑屈になってしまうのだ。大切なことは、良い作品を創るということ。サッカー選手が良いプレーをしたり、料理人が美味しい料理を作ったりするのと、全く同じことなのだ。


↓ここに良い文章を書く人がいます。

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3 コメント to “土俵”

  1. ryusuke Says:

    ブログ紹介してくれて、ありがとうございます。思っていることを文章にするのは、難しいし、楽しいものですね。

  2. eguchimasaru Says:

    「難しいし、楽しい」、これって最高です。途中で飽きるかもしれませんが、その時が、もっと最高になるチャンスです。是非、乗り越えてください!

  3. ryusuke Says:

    もし飽きてしまったときは、その言葉をおもいだします。ありがとう!

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