『問題解決ラボ』を読んで。

2019.6.11おすすめ, ビジネスの健康, 日々のこと

佐藤オオキさんの『問題解決ラボ』を読んでいると、自分と似ている考え方とたびたび出会う。
その中でも上手いこと言うなあと感心したもののひとつは、マーケティングとデザインの違いについて触れているところ。
医師の診察に例えていて、マーケティングを処方箋や治療などの処置診療、デザインはこれから問題が起きないようにする予防診療と喩えていた。
これは抜群の喩えで、マーケティングは過去の事例やユーザーが行った行動から今ある問題を解決する方法だ。
だから、問題に気づいているときのテコ入れに役立つ。
一方でデザインは、人間とはなんぞやという普遍的な性質を見ながら、未来へユーザーを導く役割りがある。
だから、デザインの方が仮説性が高いように見えてしまう。
けれど、これはどちらが優れてるというのではないし、どっちがどうって、否定し合う必要はないんだよなあ。
貢献度競争はしたくないんだよね。

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