この仕事の難しい部分。

2019.6.10ビジネスの健康, 日々のこと

こういう仕事をしていて難しいと思うのは、いかにクリエイティブな部分が事業に必要だと世の中で言われていても、事業者が腹の底からそう思わなければ、ぼくらにおんぶに抱っこになってしまう。
それでは、ぼくらが関わった一瞬はよくなっても続かない。
だから、クライアントの努力も必要不可欠なのだ。
しかし、腹の底から大事だと思わないまま努力をしたら「よくなったのはクライアントの努力が100%」という結論になる。
どちらにせよ、ぼくらはそこで離れる。
離れると、クライアント側は依頼前の状態に戻る。
そういうクライアントの場合、結局はこの繰り返しが起きているようだ。
たとえば、クリエイティブが必要だと事業者が思っていない典型は、HPの更新をクライアント側で行うというものだ。
どんな些細なほころびでも、積み重なれば大きな穴となる。
それが、ぼくらに依頼をする前の状態だというのに、懲りずにまたその状態に戻ろうとする。
これは浪費癖や酒癖の悪さなどの悪しき習慣が抜けきらないのと同じで、本当に痛い目に合わなければ治らない。
いや、死ぬまで治らないのかもしれないと、最近では思うようになってきた。
こういうクライアントと出会ったら、ぼくらにできるのは、早々に切り上げ、切り替えることだ。
彼らには彼らの思惑と欲望があるのだから。

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