たまには専門的なことを。パート2。

2019.3.28ビジネスの健康, 日々のこと

昨日に引き続き、テクニックについて。
考えてみたら、習ったことではなくて、ぜんぶ自分で見て、自分で考えて、自分でやってみた結果のことなんだよね。
だから、どんなに簡単に伝えたとしても、結局は自分でやるしかない。
さらに、他の人からしたら、他の答えもあるわけで。
ま、これは医療でも同じだからね。
では、二日目のはじまり。
 

「トーンについて」
大別すると、機械的か生物的かしかない。
機械的ならツルんと、生物的ならザラっとさせる。
基本的には、このグラデーションでトーンを決める。
 
「日本語のタイポグラフィについて」
ひらがなはリズム。
カタカナは無機質。
漢字は密度。
だから、ひらがなを扱うときは、柔らかさをどこかにつくりだす。
ひらがなで厳しさだけはダメ。
こういう場合は、漢字を増やす。
もっとも緊張感を出したいのなら、漢字の量を増やし、明朝体を選ぶ。
この場合はどれだけ鋭くするか。
ゴシック体で扱う場合は、鈍臭くなる前に止める。
カタカナは無機質の冷たさが出てしまうので、リズムをつけたいときは、文章やフォントを調整する。
だから、カタカナはオノマトペと相性がいい。
ひらがなでオノマトペを扱うと、リズムが強すぎる場合が多い。
気味の悪いシーンでは、ひらがなのオノマトペの方が相性がいい。
これらを踏まえた上で、すべての逆をやるときもある。
 
「ロゴについて」
シンボルマークとロゴタイプの考え方をもつ。
どちらもロゴという。
差別化の意味で複雑なロゴでも構わないが、事業体や企業のロゴはシンプルな方がいい。
ロゴの寿命はシンプルな方が長い。
どんなに優れたロゴでも、必ず寿命がある。
どんなに優れたロゴでも、必ず批判がある。
より多くのモノや想いを入れられる器か、一種類のモノや想いを深く入れる器なのかを判断する。
しかし、広く、深く入った方がいい。
タイポグラフィは可読性だが、ロゴは視認性。
視認性とは、ひとつのまとまりで見せるということ。
けれど、可読性の低いロゴは、視認性も低い。
ロゴが展開する場合(副次的なサービスなど)も考えておく。
展開も含めてひとつのまとまりだが、展開は脇役。
脇役が主役になることはない。

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