甘く煮た豆。

2019.1.2日々のこと

今年も無事に始まりました。
テレビのない生活になってから数年、正月番組も見ないので、仕事をしているか、映画を観るか、初詣に行くぐらいしかやることがないです。
毎年欠かさずしていることと言えば、黒豆を食べることぐらいです。
今年は自分で煮てみようと思っていましたが、すっかり忘れていました。
なので、今年も例年通り、ふじっこの黒豆です。
 
甘く煮た黒豆を食べると、いつも美味しいと感じるのに、どうして正月くらいしか食べないのだろうか。
煮るのが面倒くさいかと思えばそうじゃない。
 
小豆を煮てしまうからだ。
小豆を甘く煮たあんこを好きになったのは、大人になってからのような気がします。
昔、ばあちゃんがよく煮てくれたあんこ。
ちょっと雑味のある、砂糖たっぷりのつぶあんです。
 
子どもの頃は子どもらしく、ポテトチップスなどの方が好きだったはずですが、大人になって外で食べるあんこの物足りなさが、ぼくのあんこ好きを加速させていきました。
結局、自分で煮ることで、ばあちゃんのあんこを真似て作るようになりました。
それでも、当時の方が、もっと甘かったと思うんですけどね。
 
これを書いていて気づきました。
正月に食べる黒豆の甘ったるさは、ばあちゃんのあんこを思い出していたのかもしれない。
まったく似ていないのに、色が似ている甘く煮た豆ってだけなんですけどね。
 
子どもの頃の味を求めるのなら、ばあちゃんも家庭の味を求めてあんこを煮ていたのだろうか。
黒豆、おいしいよね。
今年もまめに働きます。
よろしくお願いいたします。

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