考えた挙句、つまらなくなる。

2018.12.19ビジネスの健康, 日々のこと

いま進めているデザインで不安だった色が、写真を入れた途端、活き活きとしてきました。
最初の段階では完成形が見えていたはずなのに、手を動かしているうちに見えなくなっていました。
正確には、見えるものが増えてきたことで、遠くにある旗印が見えなくなってしまっていたということです。
 

こういうこと、依頼人はよくあります。
いろいろ考えた挙句、ユーザーが混乱したり、つまんなくなる案を、依頼人が話すことは多いのです。
いろいろ考えすぎてしまい、関係各社の都合もあって、案はどんどんつまらなくなっていきます。
そこを「つまらない」と言うのが、ぼくの役目だったりもしますが、自分ごとになると、ぼくもわからなくなることもあるわけです。
 

「あっ」と気づいた瞬間、完成しました。
 

頼まれ仕事でもそうじゃなくても、いいものができたとき、寿命が減る感覚があります。
「あぁ、疲れた」
これを言うこともできないほど、疲れています。
この感覚がないものは、たとえ周りから褒められても、「あ、そんなものか」となってしまいます。

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