歴史の解剖。

2018.12.5ビジネスの健康, 日々のこと

「先人を解剖することをした方がいい」ということを、若者に話しました。
有名なデザイナーとか、有名な画家とか、なんでもいいんですけどね。
その人が作ったもの、思想、その後の社会的影響などを解剖していくことです。
 
これをすることで、感動を与えるものが、どうして生まれてきたのかが分かります。
実際には、その人じゃないから、分からない部分はあるんですけどね。
それでも、「いいもの」が生まれた背景にも共通項を見出すことができたり、その時代にのみよかったもの、いま見てもいいと思えるものの違いなども、分かってきます。
いまの時代だけウケればいいものなのか、今後何十年も生きるものがいいのか、この違いもわかってきます。
 
人が「いい」と感じるものには、種類があるのです。
かっこいいもの、かわいいもの、美味いもの、ほろっとしちゃうもの、いろいろあります。
これらを説明して理解させることはできないですが、これらの要素を感じる作り手の思想に触れることで、人が感じる共通項を見出すことはできます。
 
いま多くの人たちが、方法を語っていますが、その方法を選んだからって「売れる」ものが作れるとは限らないです。
売れるのは偶然のような側面もありますし、事業は博打の要素がたくさんあります。
真似をするのは簡単になったけれど、それほどいいものが溢れていないのは、方法を簡単に掬って作っているからでもあるでしょう。
なんでも精神論のつもりはありませんが、先達が残してくれたものは、作品以外にもたくさんあるってことです。
これらをまるごと引き受けて、ぼくらは作ることをしているのです。

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