すべては選ぶことから。

2018.11.29ビジネスの健康, 日々のこと

ぼくはビジネスの現場で、質問の答えがどちらでもいいのに、質問をするときがあります。
こういうとき、ぼくが知りたいのは「相手は選択しているかどうか」です。
 
人が何かをするとき、悪いと思ってやることは、通常はほとんどありません。
事業だったら、なおさらでしょう。
つまり、人は何かをするとき、いいと思ってやっているのです。
 
けれども、この「いいと思った方法」はこれだけを思いついただけなのか、それとも、他の方法も考えた末に選択をしているのかで、その後の結果への対応の分かれ目になります。
 
どんな「いいと思った方法」であれ、その方法の結果が100パーセント、いい結果になるとは限らないです。
むしろ、誰かにとっては悪い結果になっていることの方が自然です。
 
ひとつの方法しか思いつかなくて選んでしまうと、その方法を悪く考えることは難しくなります。
「悪いと思ってやる」ってことは、通常ほとんどありませんからね。

そのため、悪い結果になった人が現れると、その人への対応が後手になります。
いわゆる「サービスが悪い」や「対応が悪い」と言われるパターンになります。
 
けれども、いくつかの選択肢を考えるというのは、他の選択肢のアラを見つけることでもあるのです。
そして、100パーセントの正解はないことを踏まえた上で、行動を選んでいるのです。
だから、悪い結果も予測しやすくなります。
 
対応しなきゃいけない悪い結果と、対応しなくてもよい悪い結果を選別することもできます。
そう、ここでも「選んで」いるのです。

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