ものごとの幅。

2018.11.20ビジネスの健康, 日々のこと

何かを進めるとき、「ものごとの幅」が分かると進めやすい。
致命的な欠陥、許容範囲、及第点、極めて優れている……。
ものごとというのは、必ず、こういった評価がある。
 
そして、何かを進める上では、これらの境目が分かるようになるのが、「ものごとの幅が分かる」ということだ。
致命的な欠陥は、けっこう多くの人が分かるが、許容範囲となるのかどうかは、ある程度の経験を積まないと分からない。
批評家じみた人だと、許容範囲の点を欠陥として、目くじらを立ててしまうものだ。
ある意味正論なので、聞き入れようとすると、ものごとが進まなくなる。
違いのわかる男(女)を気取っている人も、ここに陥りやすい。
 
もうひとつ、「極めて優れている」も、実は危険なのだ。
お客さんとなる人が、減ってしまう。
これを考慮して、「極めて優れている」を作らないと、作れば作るほど赤字になってしまう。
売れないからね。
 
つまり、何かを進めるときには、「許容範囲以上、極めて優れている以下」の幅を、どこに持ってくるかを見極める必要がある。
人は高めに設定したくなるものだが、その分のコストを支払う覚悟はあるのだろうか。
作れない人や考えていない人ほど、高めに設定してしまうものだ。
経験値が邪魔をするときもあるけれど、これも幅なんだよね。

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