事業利益の傾向。

2018.11.15ビジネスの健康, 日々のこと

事業の利益がうまく上がっていく案件と、そうじゃない案件がある。
この違いを度々考えるが、特徴は二つある気がしている。
 
一つ目は、わちゃわちゃいじる案件ほど、消滅する案件になっている。
デザインをはじめとしたクリエイティブはもちろん、スケジュール、戦略、予算などなど。
たとえ、当初の数値目標を達成したとしても、その後、残った事業・企画はいまのところない。
トーンと戦略を握り合ったとしても、その後の制約で変更が多くなってしまった案件も同じだ。
これには色んな要因があるが、内外問わず関係者の欲望が強い点と、待つことができない点に共通の性質がある。
 
二つ目は、抽象度の高い言葉が使えない現場だ。
「かっこいい」「かわいい」「イケてる」「やばい」「きつい」などの言葉を使えない、もしくはこの内容を説明しなければならない現場ほど、利益は上がらない・社会にインパクトを与えられない案件になっていた。
つまり、消滅傾向は高かった。
逆に、事業主や事業担当者と「生理的に嫌い」や「これはないやろ(なぜか関西弁)」を握り合えていると、うまくいきやすい。
いいわるいはあるにせよ、結果的にいい事業・売れた商品になっている。
 
ぼくの抱えた案件だけの傾向かもしれないが、企業の大きさは関係ない傾向だ。
老舗や大手、中小、新興企業など、たくさん経験させてもらってよかったと思うのは、こういった共通項を導きやすくなったことか。

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