「Peace」のパッケージ。

2018.8.23ビジネスの健康, 日々のこと

このご時世、煙の出るタバコを吸っている人も減ってきているが、そんな中、「Peace」を吸っている人と出会うと好感度は上がります(あくまでもぼくの好感度ですが)。
Peaceのパッケージをデザインした、レイモンド・ローウィの哲学とアウトプットは秀逸です。
そして、これを支えた高額な報酬とデザインが届けられるまで待つことができた依頼人も称えられるべきだと思います。
調べてみると、当時の総理大臣の月給が11万円だった時代に、150万円のデザイン料だったとな。
近年のデザインやクリエイティブが似通ったものしかないのは、安く早く済まそうとしている依頼人とデザイナーの双方に問題があります。
そういうゲームからは、ぼくは降りてます。
早くても遅くても必要な時間をかけます。
強度のあるデザインをつくるために。
ちょっとでも、レイモンド・ローウィはじめ、先達に追いつき、次の時代に価値あるものを残すために。

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