専門家の職業倫理。

2018.6.29ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

誤解のある言い方からはじめるけれど、ぼくは、相手によって話し方が変わっています。
話の軸は変えないけれど、話し方の丁寧さや、熱の込め方や、相手への攻撃性など、話す相手によって、変わっていると思います。
むしろ、初対面のヒトの方が、一律の話し方になっているような気がしています。
 
というのも、ここ数年で気づいたのですが、相手の対応によって、相手に対する信頼が、プラスにも、マイナスにも積み重なっていきながら、ぼくの対応も変化しているのです。
 
「面白がってくれてるな」「信用されているな」「いい質問だな」とかね、相手が自分との関係をポジティブに築こうとしている対応だと、付き合いの長さがプラスに働きます。
同じように、「要望しか言わないな」「こちらの助言を聞かないな」「質問ではなくて、意見だな」といった反応が積み重なると、付き合いが長くなるほど、対応はそっけないものになっていきます。
 
そんでね、これって、専門家と関わるときの、肝心なことだと思っています。
専門家と話しているのに、助言を聞き入れないことが多かったら、専門家と関わる意味がないですもんね。
配慮のない要望が多かったりしてもね。
 
そうすると、お金と契約だけの関係になって、自分の利益を確保しようとつとめるのは、当たり前なんですよね。
職業倫理って、契約をすれば果たしてくれるってことではない。
専門家を信じて任せるってことを、依頼人である自分から示さないと、専門家は気持ちよく働けないってもんだぜ。

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