自分を見た
2014.2.13日々のこと最寄り駅近くの喫茶店で考えをまとめていると、となりの席のカップルらしき男女の会話が聞こえてきた。どうやら社会人1年目か、よくて3年目ぐらいだろう。男の方は理性的で、女性の「女の子は……」という話題を整理して返している。故に、会話は成立しているが、考え方が交わることは全くないように見えた。それでも、女性の方が男性に惚れているのだろう。そういう目の輝きをしていた。
席を変えるのもなんなので、イヤホンをしてこちらの仕事を片付けたのだが、落ち着いたのでイヤホンを外してコーヒーを飲んでいると、相変わらずの会話が続いていた。
昔の自分を見ているようだった。おそらく、女性の方が疲れるのだが、男性は時折苛立つのだろう。整理されなくとも、言葉を滑らすのではなく、考えを交わらせることの方が必要だったのだ。
そうして、ふと思った。こうして、おっさんになっていくんだな。