手放す心地良さ

2014.2.11日々のこと

体を手放すとき、フィルターがなくなる。空気が体の芯まで届くような、外との境目がなくなるような心地になる。大地と空気とひとつになっていることを思い出すのだ。
 
本来ならば、僕らも自然物なのだから、元々はひとつだった。それが、欲を持つことで、たくさんに分離したオリジナルが自分を作り上げるようになる。しかし、それは嘘だ。元々ひとつのものだった上に、小さなオリジナルのように見えるものを壁として塗りたくっていたにすぎない。
 
その殻を手放した時、体は地球とひとつに戻る。

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