ポピュラリティ

2014.2.8日々のこと

おそらく、今日はたくさんの人が「雪」について話しをするだろう。嬉しさや面倒臭さが混ざった、一言で言い切るのは難しい感情を交えて、「雪」を語る。
 
多くの人が話題にする力を、雪は持っている。こう思うと、雪のポピュラリティの強さを痛感し、そういったことが今の藝術に可能なのだろうかと、訝しく思う。
 
興行成績や観客動員数が億を超えたとしても、雪に動かされる人の多さには敵わないような気がするのだ。そうして、人工物と自然物の違いを感じる。ミメーシス(自然を模倣すること)は、技術を高めることに従事するしかないという悔しさと、オリジナル(自然)の力を超えることも出来るのではという希望的観測を抱く。
 
それは、雪に抱く入り交じった感情と似ている。

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