久々に作品の…

2013.4.4日々のこと

人間の幸せについて分かってしまってからというものの、残したいものが変わってきたし、選択肢の使い方も変わってきた。30歳という年齢で「生き切った感」を抱いてしまったことに、周囲は「早過ぎる」と言うけれど、腑に落ちてしまったものは仕方がない。差別を受け、隔離され、賞賛を受け、必要とされ、人間の天と地を見たことは人生の速度を増していた。
 
自分のために作品を作ることは、もう出来ないかもしれないけれど、技術の高みに登りたいと思い、藝術の女神に感謝をしている。惚れた女に命をとられるのは、男としてこの上なく幸せなことだと思う。神だろうが、人間だろうが。
 
模写をしていて、肘が痛くなって考えていた事。
 

 
最近は人と会っているとき以外は、デッサンをしたり、ラフを描いたりと基礎固めをしている。写真家らしくないかもしれないが、写真家は絵が描ける必要があると思っている。いや、写真家だけではない、デザイナーも彫刻家も造形美術に携わる人間は、絵が描けた方がいい。
 

 
僕が写真家でありながら他のクリエイティブなことをしているように、「そのもの」の重力に引っ張られ、捕まってしまった人達がいる。僕の場合は藝術だったということだ。写真からも、デザインからも、ましてや人間からも逃れることが出来ない。面白いな〜、と思ってしまうのは、重力に引っ張られた人の方と話をした方が、話終った後に「有意義だったな」と思えるのだ。所謂、仕事人間だから、他の職業にも共通する部分まで潜れるんだろうね、逆説だね。

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