会話の癖

2012.12.29日々のこと

業務以外の会話で、僕はよく「情報の話は必要ない」と言う。いわゆる「●●(場所の名前)のあれ(商品名)はどうだ」、「▲▲(人の名前)のこれがあぁだ」みたいな話であり、インターネットで調べられる知識としての名前(情報)の話はなるべく避けるようにしている。
 
ネットで調べられることなのだから、誰かと会っているときにわざわざ話すことでもないという点もあるけれども、どんな物や人やサービスでも「質が高い」のは精神論に由来しているように思えるから、という理由の方が、情報の話を避ける理由として強いような気がしている。
 
喩え話や引用として情報の話を使うときはあるけれども、そんなときでも相手に伝えたい内容は、情報のことではなく、精神的なことや抽象的なことであり、「本質」と呼ばれるようなことだ。それが「本質」なのか、的外れなのかはわからないが、「質が高い」と呼ばれるような情報達に、共通していると思われる内容であることは確かだろう。
 
つまり、名前や種類を取っ払っても通用するような話というのは、「本質」の度合いが「高い」話ということであり、情報の話で終らせない会話というのが、会話の質を高めることだと考えている。
 
いつでも質を高めようとしていたら、疲れ果ててしまうかもしれないけれど、たまには会話の質を高めようと努めてもバチは当たらないでしょう。

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