勝手に俺が「まぁる」と呼んでいる何か。

2012.11.5日々のこと

いつの間にか、日々飲むものが冷たいものから温かいものに変わり、窓を開け放つのは朝一番と正午あたりのみになったりと寒さに適応している。意識せずに体が欲しいものを選んでいる。陽光に誘われて外に出て、目をつぶり風が導くままに歩く。木に触れ、地に触れ、空を見上げる。全ては一つという感覚に包まれ、制作中にも感じるものが日々の中で感じている。
 
つくっていて良い動きが出来たとき、出会った意識が作品になれると確信出来たとき、やわらかくてあたたかい、まぁるい感じがしている。最近、その感じがカタチをもって見えるようになっている。もしも、この「まぁる」が俺であるのなら、俺は既に作品と同じだったのか? 「生きている」、「愛している」、「死んでいる」の三部作を終えることなく、俺は作品だった? それは…産まれたときからかもしれない。過去を辿っていき、いつの間にか今になっている。産まれたときから、ずっと一緒だったのかもしれない。「まぁる」は俺であり、作品だったし、天も地も含めて全て同じ一つのまぁるい何か。勝手に俺が「まぁる」と呼んでいる何か。
 

 
誰の物でもなく、戦争をしなくてすむ無人島や山で暮らしたい。

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