誰のものでも

2012.10.31日々のこと

自給自足の生活を調べていると今の日本では、田舎の地域の人達と社会を築いて、住むためにまずはお金を払って、税を収めなきゃならないようだ。無人島で暮らすのも同じで、既に誰かの土地になっているからその人から買わなきゃならない。都会で暮らすのと変わらなくなったんだなと思い、結局は金と知恵と暴力で解決しようとするんだろうな—国境線によって身の安全が変わったりするように。人が来ないような山で野宿をしていても、既に誰かの所有物になっていて、どこかで人間の匂いがしている。病院で死ぬのは面倒臭いなぁと思って山の中で死んでも、病院で死ぬのと同じことになっている。海も同じか。唯一、体の声を聞いているときぐらいは違う心地がしている。

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