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2012.10.30日々のこと

よく話すことだが、一日は24時間しかない。生きている時間は短い。にもかかわらず、ベストな状態で望める時間はもっと短く、残りは知恵や技術を駆使してベストに近い状態を発揮できるかどうかになってくる。僕にとって大事なものは一つ、作品をつくることだけだ。たとえ作家と会っていても最終的には人を求めており、その度に「あぁ、違うのだな」と思うばかり。数年前、完全な朝型に切り替わってよかったのは、なし崩し的に人との関係を続けなくて済むようになったことだ。加えて、(この一年を振り返るのは早いが)2012年はつくることにおいて最初の気持ちに戻してくれた。つくるだけでよかったと。
 
散歩をしていると下校後の子どもたちが団地前で遊んでいるところと出くわす。朗らかな気持ちになるのも束の間、首に掛けられたキッズケータイや防犯ブザーに裏側を見たような気分になる。長い昼寝で見た夢は、懐かしい思い出だったか、光のある未来の景色だったかは定かではないが、安らかな気分になれた。
 
コレクターの方々との食事会で助かるのは、さすが僕の顧客(?)、僕のやりたいことがますますオープンな場と離れることに繋がるかもしれないにもかかわらず、励みになる言葉と態度を与えてくれるところだ。
 
いま死ぬかもしれない絶対的平等生ーその中で僕はやりたいことを選ぶ。つくる。それが一番楽しいから。

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