直進と遠回り

2012.7.18日々のこと

僕らは非力な職業だな、とちょくちょく思う。誰かを治すこともできないし、お腹を満たすこともできない。出来ることといえば、活力の種になるような感動をつくるということぐらい。知恵に繋がるような発見をつくることぐらい。そんな遠回りにみえるようなことしか出来ていない。けれども、これが面白いから辞められないんだよな〜、とも思っちゃう。
 
そんなことを最近思ったのは、友人の「疲れがとれなくなってきた」という一言だった。どうしたらこの人の疲れを今すぐに緩和することが出来るだろうか、と考え、軽口を叩いて笑かすことぐらいしか思い浮かばなかったのだった。こういう時、お笑いの方だったら何て言うのだろうか、と考えていた。
 
今、お米を炊いているのだが、たとえ10年前に買った炊飯ジャーだとしても香ってくるお米の匂いは、直接的に幸せな気分にしてくれる。

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