『風と共に去りぬ』を観ている。

2019.12.31おすすめ, 日々のこと

『風と共に去りぬ』を観ています。
まだ前編を観終わったところですが、最後の「盗み、だまし、人殺しをしても、もう二度と家族を飢えさせないと誓います」と、天に宣誓した主人公にとても共感しました。
これはもう完全に描き方でしかないんだけれど、本来なら悪人となるところを、どんな困難にも挫けない主人公として描かれます。
 
世の中としては、善行をして報われる話の方が好きでしょうし、現実では人の目で動けなくなるものです。
それは法を犯すことの話じゃなくても、大企業を辞めてやりたいことをはじめるとか、そういう話でも同じです。
安心を捨てて、新しいことをはじめることさえ、人は怖いものです。
たくさんの理由をつけて、自尊心を守り、動けなくなるものです。
 
ぼく自身、そういう弱さは持っていると自覚しています。
だからこそ、「今日死のう」といつも考えては、「悔いなく生きよう」と歩きはじめます。
たった一人だとしても、それはやります。
物事というのは、事業だろうと、趣味だろうと、たった一人でも動く意志を持って、動くかどうかなんです。
その姿が、この映画の主人公にはありました。
高慢だとしても、人格者じゃなくっても、「たった一人」でお天道様に宣誓してって、ぼくはとても偉いと思います。
 
もしも、新しいことをはじめるのが怖いのなら、ちょっとずつ慣れさせていけばいいんです。
安心を捨てるのではなく、安心に余白を作って、できた余白のところで新しいことをはじめればいい。
余白がないと、はじめられないからね。
 
今年もありがとうございました。
来年も色々はじめようと思います。

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