自己満足できるものは強い。

2019.10.25ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

他人に対してメリットがないものを提供してビジネスになるものに感心します。
最近触っているプラモデルもそうです。
ゲームもそうでしょう。
提供する側はビジネスになるからメリットになります。
じゃあ、そのお客さんは?
そう、自己満足しか、ないのです。
 
車や時計、アパレルが昔ほど売れなくなったと言われているけれど、今も昔も買うのは、自分の見栄えをよくするためです。
車は移動という大義名分を作れるけれど、それで押し通そうと思ったら、「わざわざその車種を買わなくてもいいよね」というものもあります。
あ、念のため断っておくと、否定する話ではございません。
 
「自己満足のために買われることができるもの」って、かなり最強なんじゃないだろうか、と思い始めているのです。
ファンが何かを買うこともそうです。
だから、今も昔も、音楽とか、漫画とか、映画とかって強いんです。
もちろん、ゲームやプラモデルなどのおもちゃも。
車の広告で「Be a driver」というキャッチコピーで、楽しそうに1人で運転している姿を映したポスターが数年前にあり、鮮烈な記憶として残っています。
そのときは、車や時計が、ポジションを自己満足に変えつつあることが、方々で指摘されていた頃です。
けれど、車や時計の需要が、なくなったかと言えばそんなことはなく、むしろそれぞれのポジションが明確化されました。
そして、自己満足に特化させることで、得られるポジションもあるでしょう。
 
こうやって考えていると、「自己満足」という性質を持てる業界は、かなり強いんじゃないかと思えてきます。
このことは、もっと考えられそうです。

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