経験値を積むには。

2019.9.25ビジネスの健康, 日々のこと

相談内容を聞いていて、「もったいないな」と思うときは、相談内容に将来性が見受けられないときだ。
今までの経験を捨てたり、固執したりすると、大抵はそのような内容となる。
今までの経験をいい感じに活用したり、キャリアチェンジをするのには、ある種の軽妙さが必要となる。
人によっては、ずる賢さに映るかもしれない。
だが、愚鈍に生きようとしている人は、どこかで、弱者になる自分に酔いしれているところもある。
別に自分を大きく見せる必要もないが、小さくなる必要もないものだ。
 
経験というのは、プラスを積み重ねて出来ることを増やすことでもあるし、過ちを犯して「こうしない方がいい」と思慮深くなったり、過ちまでいかずとも「これは無駄だな」という分別をつけたりすることだ。
中でも、ある年齢まで達しても、「え、そんなことも…」と言われるような場合は、これらの経験が足りていないことでもある。
 
どう生きて、どう死にたいか、ということも含めて将来性だ。
だから、経験というのは、何事にも代え難いと、この年齢で相談事を受けていて本当に思う。
 
ここまで読んでいたら、知りたくなるのは「どうしたら経験値を増やせるか」だろう。
だが、経験値を増やせる人というのは、誰に言われずともやっちゃうものだ。
ぼくの話で恐縮だが、最近はじめた動画だって、誰かに言われて始めたのではない。
スマホでも撮れるし、買い換えたカメラにも動画の撮影機能がある。
そして、動画を編集するソフトと、ある程度耐えられるパソコンを持っている。
「じゃ、やってみよっか」と、なるかならないかで経験値の差が生まれる。
 
それと、休みの日も仕事に関わることをしているということだ。
下手に仕事とプライベートを分断させると、仕事を悪としがちなのが人間の性だ。
「別に、他に楽しいこともないし、仕事っぽいことしちゃおう」ぐらいのテンションでいると、いつの間にか、人よりも経験値を積んでいることになっている。
これも、誰かに言われなくても、やれることなんだけどね。
 
結局は、「やっちゃう人」が経験値を積むんだ。

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