いろいろ2。

2019.9.14ビジネスの健康, 日々のこと

以前にも書いたかもしれないが、クオリティを高めるために必要な三つのこと。
 
1:専門家のレベルの高さ。
2:クライアントが専門家を信任すること。
3:予算を潤沢に用意すること。
 
「1」と「2」は言わずもがなだが、「3」は意外と知られていない。
けれど、予算1000万円のクオリティ、予算100万円のクオリティ、予算10万円のクオリティは、それぞれ違う。
予算10万円で予算1000万円のクオリティを出そうとすれば、赤字だ。
3000円のランチを100円で食べようとしたら追い出されるでしょ。
それと同じ。
自分が好き勝手にやっていることなら、予算なんてつかなくてもいいけれど、依頼仕事はね、少なからず制約があるものなんだから予算ありきなんですよ。
  

やっぱりね、予算なんです。
予算を持ってこれないものは、最初よくても、後からダメになる。
予算を持ってこれないって、返済能力がないと思われているわけだから。
借りたら、色をつけて返すことができないと思われるってことは、土俵に上がる力がないのだから、どうやったって、土俵で闘うことは無理なんです。
貸したものをそのまま返されたら、貸した方はその間食えなくなるのだから、色をつけて返すことが分からない人は、やっぱり自分勝手なんです。
そんな人に、人はお金を貸さないんですよ。
だからね、予算がないっていうのは、自分勝手な私利私欲な人なんだから、遅かれ早かれ、ダメなんです。
 

結局、生産人口と消費人口が減る日本で、国民と国土のケアを現状レベルで行うのなら労働生産力が倍以上にならないといけない。
生産人口が減るのだから、生産性を上げなきゃならないし、消費人口が減るのだから、輸出収益を上げなきゃならない。
このどちらも叶えようとしないで、施策をしようなどと、「困窮者を増やしても、自社のやりたいことをやりますわ」と開き直っているようなものだ。
この手の事業者、経営者がほんとに多い。
経営者の仕事はね、その仕事で従業員が健全でいられること。

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