老獪の力

2010.12.19日々のこと

 忙殺とも言えたこの1、2ヶ月の中、今日は休養日のはずが、動いてしまう悲しい性。

 昨夜のトーク終わりに加藤さんから「僕らイロモノとして使われてますよ(笑)」と言われ、日本カメラの飯沢さんのコラムを拝読した。読んでみると納得とともに、老獪の文章力に見事の一言だった(失礼)。

 原研哉さんの著書を読んでいても、したたかだけれどもチャーミングで、初心や創ることにおいての大切なことを思い出させてくれる。

 僕は写真家としても藝術家としてもまだ若手で、ちょっと知ってもらえていたらラッキーな身分だ。ましてや、デザイナーとしては、ヒヨッコの「ヒ」の字にもなっていないだろう。そんな中でも、巨木の根のような1つの指針があることがわかり、後は、川の中の石のようにぶつかり、摩耗されて、丸みを帯びていけると良いと思った。

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