料理は愛情って名言

2010.10.29日々のこと

 寒い。寒さは首が凝りやすくなってしまうのでとても大変だ。一年の半分くらいは夏でいいじゃないかと思ってしまうほどだ。日本は四季があるのが情緒的に良いと言われやすいが、今年なんて秋を感じる間がなかったし、昨年は夏が短かったような気がする。探してみればあったのかもしれないが、探さなければならない四季ならば、四季を感じないと言われる地域にも四季が出てくる。

 しかし、この寒さを克服出来れば、案外、良いことが多い。むしろ、人の体温が気持ちいいし、料理が美味しく感じる。料理といえば、普段、僕は自炊をするし、他人にも作ったりする。そこで最近、気がついたことに、人に作っている時の方が一生懸命に料理をしているようなのだ。これに気付いたのは、料理の味が違うと感じたからで、自分のためだけに作った料理の味が別に味覚として不味いというのではなく、温かみが少ないような味がしたのだった。そして、それは何だか、勿体ないような気もして、注意深く味わうことを続けていたら、「自分にも情を持たなきゃね」と思ったのだった。

 そりゃそうだ、何でも義務になってしまえばつまらないし、何よりも中身がなくなってくる。さて、スープが美味しくなる季節がやってきた。寒いと料理が美味しいのだ。

2 コメント to “料理は愛情って名言”

  1. ryusuke Says:

    同感です。先日ネパールに入り、東南アジアとはうって変わって少し肌寒いのですが、温かいお茶やスープがとても美味しいです。こういった美味しさや料理の温かさ(愛情)を感じるためには、寒さはあながち悪いものではないのかもしれませんね。まあ、何事も苦にならない程度のほどほどが一番ですが。

  2. エグチマサル Says:

    「ポカラ?」という町の湖が良いらしいですよ。友人に教えてもらいました。閑話休題。キッチンの窓を開けなくなったり、コーヒーの温度を変えたりと、温度の変化に伴い毎年同じように自然と日常が変わっていきます。人間も自然なので、季節の自然と同調してしまうものですね。

コメントを書く