整理整頓

2010.7.20日々のこと

 cssをかじり始めていると、webデザイナーとコーダーがわかれている理由もわかってくるし、デザインを組むことから始まるのだから、「何をどうしたいのか?」という当たり前のことがなければ、建設的に進めることは出来ないということがわかった。そうわかってくると「紙媒体と一緒じゃん」とわかるが、次いで「創作と一緒じゃん」と理解される。昔の美術家は1人で全てのことをやっていたのだから当たり前といえば当たり前の話である。そして、「何でもそうじゃん」ともわかり、藝術が全ての人に開かれているのだから、それも当たり前の話である。

 と、いうことは、いつも言っているように洞察力が大切だし、他者からの依頼で始まるのなら、打ち合わせが大切なのだ。しかし、美術であれば「自分はわかっている(つもり)」程度で達観し、デザインであれば「何かを創造している(つもり)」で優越感を抱く穴に陥りやすい。その危険性は常に孕んでおり、少しの油断で己が気付かぬうちに抜け出せなくなっている。これらを生業としていて、これほど恐ろしいというか、悲惨な状態はないのではないだろうか。

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