『松浦弥太郎の新しいお金術』を読んでいる。

2019.6.17おすすめ, ビジネスの健康, 心の健康, 日々のこと

松浦弥太郎さんの『松浦弥太郎の新しいお金術』を読んでいると、勉強になりながら自分とお金についての考え方が近いことに気づく。
お金のことを「お金さん」と呼ぶほどではなかったが、著者がお金のことをそう呼ぶように、根底にあるのは「お金は大事」という意識があるからだろう。
これは家族は大事、生きがいは大事、仕事は大事、自然は大事といったことと同じであり、そのものに支配されるでもなく、よき友として一緒に生きることだ。
 
ぼくのようにアートやデザインを仕事をしていると「金(かね)じゃない」と言いがちだが、これを言っている人でお金に不自由していない人と、ぼくは出会ったことがない。
それは、クライアントも同様で、そう言っている事業は稼げていないか、従業員や関係者に無理を働かせている。
だから、助成金に頼ったり、NPO法人になろうとするが、自分のやりたいことに他人を巻き込んでおいて、他人のお金に頼ろうとしていることに気づいていない(すべての助成金取得事業者やNPO法人がそうだと言っているのではないことをお間違いなく)。
だから、彼らは自分たちの事業のことを「社会貢献」と声高に叫ぶしかないのだが、社会貢献にならない仕事など、この世の中に存在しない。
そんな訳で、彼らは自分の事業について話をするとき、全然楽しそうに話さないし、聞いている人たちも楽しそうに聞いていない。
 
お金と友達になれないと、人と友達になれないのと同じで、お金のことを悪く言って傷つける人というのは、自分の事業で巻き込む人や関係ない人たちまで傷つけることになる。
ぼくにとってお金はとても大切だし、お土産を買うなどして人を喜ばせるのも好きだ。
学ぶ機会を与えるのも好きだし、旅行も好きだ。
仕事道具や生活用品を選ぶのも好きだし、美味しいものを食べに行くのも好きだ。
このすべてにお金がぼくを助けてくれている。
お金に感謝しない日はない。
今日から「お金さん」と呼ぶ日を増やしていってみようと思った。

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