最高のもののために

2010.4.11日々のこと

 昨日、会場で流れている作品を確認してきました。途中途中で映像と音響がつまずいてしまっていたので、パーフェクトな状態で観たい方がいたらアトリエまで来てもらって観せてもいいかな、と思っています。

 そして、昨日尋ねられたのですが、映像も自分で撮影しています。GX200のムービー機能とi-movieの機能でカラコレ・編集・音入れの全てをやりました。基本的なことがわかり、やれたっていうことは、それ以上のことが可視化されてしまうのはいつもの向上心の表れですが、既に頭の中では2本程組み立てが始まっています。ソフトがないんだけどね。

 というのは、昔から私が気をつけていることに、「同じものは展示しない」ということがあるからです。昔から好きになるバンドというはライブの度にアレンジを変えたりと、CDよりもライブの方が格段に良いというバンドたちでした。そして、以前は「展示=ライブ」という考えをもっていたので(今では両者は違うと考えています)、先にプロとして活躍している彼らを参考にして、自分も展示で最高のパフォーマンスを発揮できるようにと心掛けていました。それ故、「展示の人」として成長できてきたわけで、グループ展でも他者のことも考えることが出来るようになったのでした(つまり、作家なのにトータルディレクションも出来るということになったわけです)。

 最後に、近々「Photo/Graph」シリーズ1点と『「ギフト」シリーズについて』を生で観れる(読める)機会があります。現在は、より良いものになるように書き直している最中です。初めてあの資料を書いたときには「光学装置の記憶」が始まっていなかったので、今となっては何故、写真プリントから「ギフト」になって、「光学装置の記憶」になっていったのか、という流れが分かる方が、私の作家としての流れも分かるでしょう。2年前の個展を見ていない方も見た方も楽しめるものになっていると思います。

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