ライフスタイルショップへの違和感。

2019.5.2日々のこと

ふと思い出したことがある。

ザルを購入したときのことだ。
近所にあるカフェのポップアップストアで販売していたザルを気に入り購入。
「気に入った」ため、ザルを作っているブランドについて調べてみたら、都内に工房と販売所があり、購入したザルは千円以上高く購入していたことを知った。
損をした気がした。

ただこれだけのことなのだが、購入するときに、なぜ一瞬止まって調べなかったのか。
工房の雰囲気を感じ取って購入することもできたのに。
これを手間と捉えるか、経験と捉えるかで随分違うのだろう。
手間と捉えたらすぐに買えることに価値があるが、このときのぼくは「経験」と捉えたのだ。
だから、工房に行かないのに千円以上追加して払ったことに損を感じたのだ。

セレクトショップの本来のあり方を考えれば、いくらか価格を上乗せして販売するのは、至極真っ当な商売だろう。
しかし、この気持ちは初めてのものだった。
いま考えらるのは、都内の工房の商品を、都内の別の店舗で購入するから起きた現象だったのかもしれない。
それと、カフェのつくりも最近のライフスタイルショップの流れを汲んでいたため、購入に手間を惜しまない方が適切な買い方な気がするんだよな。
これは、ライフスタイルを売りにしている店やブランド全般に対して感じている違和感だ。

コメントを書く